近5年の阪神芝内1400の古馬重賞の結果をみると、ディープインパクト産駒が[5-1-2-15]単回値180と良績。ダノンファンタジー(2勝)、グランアレグリア、ベストアクター、ミッキーアイルが勝っている。特に牝馬は5頭が出走し[5-1-2-4]と高率で、昨年もダノンファンタジーとサウンドキアラのディープ牝駒ワンツーだった。
また血統とは関係ないが、21年スワンSサウンドキアラ(5人気2着)、20年阪神Cマルターズディオサ(6人気2着)、19年阪神Cメイショウショウブ(10人気3着)、18年阪神Cダイアナヘイロー(11人気1着)と、牝馬がよく穴をあけるコースでもある。(解説:望田潤)
グレナディアガーズ母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)勝ち。父フランケルは英2000ギニーなど14戦全勝の名馬で、モズアスコット、ソウルスターリング、ミスエルテ、タニノフランケルなどの父。フランケル産駒は母系の特長が素直に出るが、本馬も2歳時から素質全開のマイラー。緩みないペースでの機動力や高速巡行力が高く、芝マイルを1分32秒で安定して走破する。マイルCSは前半ペースが緩み行きたがった。1400のほうが折り合いは楽。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎