同じGIIでも別定戦だけに実績馬が強い
先週行われた日経新春杯は前走条件戦組が強いレース(今年は該当馬なし)だが、AJC杯は別定GIIらしく、前走条件戦組やオープン特別組にとっては高い壁となっている。一方で前走GI組はある程度の強さを誇っている。
海外というのは前走が凱旋門賞だったブラストワンピースなので、GI組は実質的に[6-4-1-24]で連対馬の半分を占めているといっていいだろう。
このGI組(前走国内のみ)、前走9着以内だった馬が[4-3-0-13]で複勝率35.0%、回収率単285%・複80%なのに対し、前走10着以下は[1-1-1-11]で複勝率21.4%。回収率は単40%・複59%。当たり前だが前走着順は良いほうがいい。
前走人気(前々走までの実績が反映される)で見ると、前走9番人気以内馬が[3-4-0-10]で複勝率41.2%。回収率は単274%・複98%。前走10番人気以下馬は[2-0-1-14]で複勝率17.6%。回収率は単94%・複44%。こちらも当たり前だが、GI出走時点で人気が上位のほうが有力となる。
今年は前走GI組3頭(JRAのみ)だが、有馬記念10番人気16着だったアサマノイタズラは分が悪い。結局菊花賞3番人気2着のオーソクレースと天皇賞秋5番人気6着のポタジェという人気2頭になってしまうが、この2頭の両方に真っ向刃向かうのはなかなか難しいだろう。