ハンデ戦のステップレースという位置付けによって荒れやすい上に、メイケイエール、ビアンフェなど、クセの強いメンバーがそろったシルクロードS。荒れる可能性が高いなら、「儲かる軸馬」からヒモ荒れ狙いでいきましょう!
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)
新年度の妙味度を見たら、事件が起きていた!
編集K3(以下、K3) 先日、電子書籍『妙味度名鑑2022』を作るために妙味度の一覧をいただきましたが、色々と驚きました。
卍 所々で大きな変化がありましたね。
K3 一番の事件は、ルメール騎手の「全体」妙味度がついに100を割ったことです。さすがにみんな気付いたんですね。
卍 気付いたというか、逆らえなくなったんでしょうね。
K3 でも、多くの人が「ルメールを買わなきゃ」と思うと、逆に儲からなくなる。靴磨きの少年までもが株に関心を持ち始めたら暴落が近いって話と同じですよね。
卍 ただ、ルメール騎手の場合、ちょっと前まで靴磨きの少年でも儲けられる状態だったんですよ。
K3 それだけ圧倒的だったってことですか。
卍 それが2021年の単年妙味度は96まで下がりました。
K3 かなり低いですね。
卍 気になるのは複勝率が下がっていることです。
■ルメール騎手の複勝率と単年妙味度
年 複勝率 単年妙味度
2017年 54.8% 103
2018年 58.0% 103
2019年 56.2% 100
2020年 54.5% 98
2021年 51.2% 96
K3 買われすぎて回収率が下がっているわけじゃなく、単純に成績が落ちていると? 短期免許の外国人騎手がたくさん来日したわけでもないのに変ですね。
卍 なぜかはわかりませんが、言えることは、ルメール騎手を今までと同じように考えないほうがいいということです。
K3 ルメール騎手が下げたぶん、誰かが上げている。それが誰かっていうところが『妙味度名鑑2022』の見どころのひとつですね。
卍 種牡馬にも面白い変化がありますし、厩舎に関しては逆に変化がない点がすごいですよね。
K3 では、宣伝はこのへんにして(笑)、予想にいきましょう。
卍 今週は根岸SとシルクロードSがありますが、根岸Sは妙味度が100を超える馬がかなり多くて絞れなそうなので、シルクロードSにしましょう。
K3 わかりました。ルメール騎手を消すのはまた今度ということで。
卍 予想1〜5番人気の総合妙味度はこのようになっています。