【フェブラリーS予想】リピーターとなる資格を持った5頭が的中へのヒント
ここに年齢別のデータを重ねて考えたい
評価の分かれる馬が多く、人気分散のフェブラリーSとなった。GIとなって過去25回、年齢別の成績と3着以内率は次のようになる。
▽4歳馬【9-9-2-66】.233
▽5歳馬【11-5-8-60】.286
▽6歳馬【5-3-9-87】.163
▽7歳馬【0-5-4-66】.120
▽8歳上【0-3-2-42】.106
特徴的なのは、6歳馬の出走がもっとも多いこと。さらに、ベテランとなった7歳以上馬も数多く馬券に絡んでいる。昨年は、ともに8歳のエアスピネル、ワンダーリーデルが2-3着に食い込んで好配当をもたらした。
ただ、ベテランはしぶといが、7歳以上馬は計「122頭」も出走してきたが、1頭も勝っていない。その7歳以上馬がGIになった1997年以降最多タイの9頭も出走する。
もっとも、記録やジンクスは破られるためにあるので、とらわれてはならない。7歳以上馬が勝っていないというなら、今年あたりは…もある。また、牝馬はGIになって25年、通算【0-1-2-28】。勝ち馬はいないが、もう勝って不思議はない。
歴史が伝える最大のヒントは、近年では3度も馬券に絡んだゴールドドリーム(2017年から順に1着、2着、2着)を筆頭に、2回以上馬券に関係した馬(3着以内)が、通算して14頭もいること。このGIはリピーターから目が離せない。相手関係とは別に、この時期の東京ダート1600mが合っているのは間違いないからだ。
今年は「インティ、エアスピネル、カフェファラオ、ケイテイブレイブ、サンライズノヴァ」。5頭もリピーターとなる資格を持っているが、勝ち馬となるのはちょっと厳しい8歳以上馬が4頭。5歳馬はカフェファラオだけ。
5歳カフェファラオ(父American Pharoah)はちょっと危うい気性で【5-0-0-5】。勝つか、圏外か極端だが、東京ダート1600mは3戦3勝。昨年の1分34秒4はレースレコードと0秒4差だった。雨予報もあるが、時計の速いダートは合っている。
また、新馬勝ちはムーア。2勝目はM.デムーロ、3勝目はレーン、4勝目はルメール。危うい気性が、緊張感を保つためにプラスになるのか、鞍上と初コンビだとこれまで負けていない。今回は福永祐一騎手のテン乗りになる。
昨年、初のダート1600mながら4着だったレッドルゼルと、ゆるい部分が解消して動き一変の7歳タイムフライヤーが相手本線。海外展望でJRAのエース級はいない組み合わせになったので、相手に公営のミューチャリーも入れたい。