昨年の桜花賞覇者ソダシ(c)netkeiba.com
今週からの阪神芝はBコース替わり。週中、週末ともに良好な天気予報。
今春の開催は雨の影響をうけている開催日も多かったが、路盤の状態は引き続き良い。気温も上がって野芝の成長が促進される時期。内側の傷んだ部分がカバーされて雨の影響も受けない今週は「軽め」の馬場コンディションが想定される。
開催の中盤以降となる今春1回阪神開催の9日目(3月12日)以降、1勝クラスより上の芝外回り1600m、1800mが11頭立て以上で行われたケースは4回。連対した8頭のうち最初のコーナーを4番手以内で通過していた馬は1頭しかいない。
対して、二桁位置取りが5連対。直線の伸びが要求される馬場状況になってきていた。Bコースに替わり、軽めの馬場コンディションも想定される今週の阪神芝外回りは、今春開催のなかでも最も速い上がりも出せる馬場状況になるだろう。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。
フォラブリューテの前走紅梅ステークスは標準的な馬場コンディション。トラックバイアスが特にない状況。後方から余力十分に差し切った。
前走紅梅Sで余力十分に勝利したフォラブリューテ(c)netkeiba.com
2走前のアルテミスステークスでは、今回も上位人気になるサークルオブライフを相手に完敗しているが、当日の東京芝は最初のコーナーを8番手以降で通過して3着内に好走した馬が1頭のみ。
勝ち馬6頭のうち4頭は馬体重が480キロ以上で最初のコーナーを6番手以内で通過。アルテミスステークスを8番人気の人気薄ながら3着だったシゲルイワイザケは馬体重がメンバー中で2番目に重い馬。最初のコーナーを3番手以内で通過。末脚を活かすのが難しく、大型馬が先行してそのまま粘り込む馬場。軽い馬場でのスピード比べが得意な上に、小型で素軽いキレが持ち味のこの馬は力を発揮できない馬場。
この馬のベストパフォーマンスを発揮したデビュー戦は馬場コンディション「軽い」。トラックバイアスは「内有利・前有利」と判定。新馬戦特有の先行有利な流れを外めの枠から差す形ながら楽に抜け出して、ラストも余裕残し。軽い馬場のスピード比べの能力は非常に高い。
今回想定される軽めの馬場コンディションで、末脚を要求される馬場状況ならば、GIでも通用するポテンシャルを秘めている。
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