【皐月賞予想】道中の追走力と折り合い力が鍵となる皐月賞
この時期の中山競馬場は馬場傾向を見極めるのも吉
先日の大阪杯ではエフフォーリアが全く見せ場なく敗戦するという結果に終わってしまいました。敗因については早熟説や関西への輸送などさまざま挙げられていますが、同馬が3歳時にみせたシャフリヤールと接戦を演じた東京優駿、コントレイル相手に勝ち切った天皇賞・秋等のパフォーマンスの高さは疑いようがありません。
エフフォーリアは能力の高さから昨年の皐月賞を完勝しましたが、根本的に2000mデビュー組は皐月賞ではなくダービー向きであることが多い。
エフフォーリア以前となると、皐月賞において2000mデビューした馬での勝ち馬は2007年のヴィクトリーまで遡り、近年では2000mデビュー組が人気に推されながらも馬券外になっているのが皐月賞の特徴です。
これは近5年の2000mでの新馬戦のペースが38.0-64.0程度であるのに対し、1600mでの新馬戦では36.0-62.0程度と、全体でのペースはもちろんのこと、1600m戦においては特に、中盤でペースが緩みにくく「道中での追走力を問われる」からでしょう。
2000mデビューの有力馬はハナからダービーが目標であることが多く、“道中での追走力”を鍛えることよりも“道中で我慢し、折り合う力”を必要とされるため、皐月賞出走までの間のレースで追走力を問われるという経験をできないことが、この様な結果を生じさせる大きな要因でしょう。
馬名を見てもらうと分かるように、