【アーリントンC予想】スピード能力十分、マイル適性を感じさせる父系
波乱必至の18頭立てだけに手広くいきたい
アーリントンCがフルゲート18頭立てで行われたのは過去、2019年、2021年の2回だけ。桜花賞と同じ阪神の1600m。思われるほどハイペースにはならず勝ち時計は同じ1分34秒2。ともに「逃げ=先行」馬が勝っている。
馬券に絡んだのは「12、7、11」「1、10、7」番人気の馬。3連単は136万円と、21万円台だった。たった2回のこと、傾向でもなんでもなく、たまたまだが、2019年の馬番は「9、10、11」番。2021年は「9、10、12」番。懐かしの枠連はともに5-5。今年は10番ダノンスコーピオン、9番がディオ。売れる気がする。
ダノンスコーピオン(父ロードカナロア)は、同じ阪神1600mのGI朝日杯FSをドウデュースの0秒2差の3着。前が狭くなり脚を余した感もあった。
前走の共同通信杯1800mでクラシック路線を断念したが、1分48秒8で小差7着。追い切りはやや物足りなかったが、評価を下げる必要はないだろう。
だが、順当な結果ではない可能性大。好気配の目立ったジュンブロッサム(父ワールドエース)から入りたい。
ここまでの4戦は4戦は1800-2000mで【1-2-0-1】だが、父ワールドエースは初の1600m出走となった2014年のマイラーズCを1分31秒4のレコード(当時)で抜け出している。
父系が同じで、いとこになるステファノス(父ディープインパクト)のただ一つの重賞勝ちは、2014年の富士S1600mだった。
2戦目に東京2000mを1分59秒2の2歳コースレコードで先行抜け出しのあるジュンブロッサム(母の父クロフネ)は、スピード能力十分。マイル適性も高いはずだ。前回の1800mは1分46秒4の快時計で0秒1差2着。勝ったピースオブエイトは毎日杯を制して3戦3勝となった。また、馬体重18キロ増だった休み明けの共同通信杯ではダノンスコーピオンに先着している。
トゥードジボン(父イスラボニータ)、ダノンスコーピオンが強敵だが、波乱必至の18頭立てだけに、ストロングウィル、キングエルメス、アスクコンナモンダ、デュガ、タイセイディバイン…など、手広くいきたい。