セントウルS組の好走率に納得の一方で…
古馬の芝1200m重賞はいろいろあるが、どれがスプリンターズSに繋がりやすいかという話はあまり聞いたことがない。例えば、春のオーシャンSで好走した馬は秋の同コースGIであるスプリンターズSでも好走しやすいのか……といったことである。サマースプリントシリーズ対象レースにしても、どこに好メンバーが集まりやすいといったことがあるはずで、それを知るには実際の数字を見るしかない。
ここでは、サマースプリントシリーズができた2006年以降の古馬芝1200m重賞1〜3着馬が同年のスプリンターズSに出てきた場合の成績をまとめてみた。
さすがにセントウルS組は本番でもよく走っているが、函館スプリントS、北九州記念、キーンランドCの1〜3着馬はシルクロードS、オーシャンSの1〜3着馬より複勝率が低い。時期が遠いからといって春重賞の好走馬を侮ってはいけないということになる。
今年の登録馬だとメイケイエールがシルクロードS勝ち。セントウルS勝ちがあってどのみち人気だが、さらに心強くはある。ナランフレグはシルクロードS3着、オーシャンS2着、高松宮記念1着だから、高松宮記念が重馬場&人気薄だといって侮らないようにしたい。
そして春に好走歴があって夏は負けているという点から穴で注目したいのがオーシャンS勝ちのジャンダルム。年齢だけは微妙だが、おそらく魅力あるオッズにはなるはずだ。