昨年6馬身差で圧勝したテーオーケインズが連覇をかけて出走します。チュウワウィザードが引退したことで、ライバル候補となるのは3歳馬(クラウンプライド、ノットゥルノ、ハピ)やダート転向で覚醒した上がり馬(グロリアムンディ、ジュンライトボルト)といった新興勢力。王者テーオーケインズを絶対視すべきなのでしょうか? それとも新興勢力の潜在能力に賭けるべきなのでしょうか? 卍氏が開発した評価指標「妙味度」で紐解いていきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
JBCクラシックの勝ち馬は信頼できない?
編集K3(以下、K3) 先週のジャパンCは「儲かる軸馬」に該当したヴェラアズールが見事に勝ちました。
卍 インパクトのある勝ち方でしたね。
K3 あの勝ち方だと今後は人気になりそうなので、やっぱりここが買い時だったんでしょうね。
卍 有馬記念に出走した場合、タイトルホルダーやイクイノックスより妙味があるかどうかです。エイシンフラッシュの妙味度が低いので、ものすごく妙味度の高いジョッキーに乗り替わらない限り難しいかもしれません。
K3 それでは、チャンピオンズCを見ていきましょう。昨年の覇者テーオーケインズが断然人気になりそうですね。
卍 昨年は単勝3.3倍でしたけど、今年は1倍台になるかもしれませんね。
K3 本当にそこまで信頼していいんですかね? だって、JBCクラシックの勝ち馬はだいたい人気になって負けるじゃないですか。
卍 JBCクラシックって開催競馬場が年によって違うのに不思議ですよね。まぁ、根拠があるのかどうかわからないので、そのデータは気にしなくていいと思いますけど。
K3 とにかく「テーオーケインズから買うか、他の馬から買うか」。まずはこの二択から考えないといけませんよね。
卍 そうですね。じゃあ、上位人気馬の総合妙味度を見ていきましょう。