
▲天皇賞の前日も過酷な減量をしたそうで…(撮影:桂伸也)
今回は来年から変更となる斤量について。以前も当コラムにて冬場の減量の過酷さを語っていたミルコ騎手。来年からはベースが1キロ引き上げられることになるため「それはもう、うれしいです(笑)」と笑顔が溢れますが、「ちょっと心配もある」と気になる発言も…。さらにハンデ戦における“1キロの違い”についても話してくれました。
(取材・構成=森カオル)
Q「来年から斤量(最低負担重量)が引き上げられることになったそうですね! 夏場の52キロに苦しんでおられる様子をコラムを通して知っていたので、これはミルコ騎手にとって朗報なのかなと思いました。実際、1キロ増えるのは大きいですか?」(タラちゃんさん)
ミルコ ああ、斤量ね。それはもう、うれしいです(笑)。
──やはり1キロは大きいですか?
ミルコ デカいね、1キロは。だけど……ちょっと心配もある。52キロに乗るときは、一生懸命体を絞っているけど、53キロになるとどうだろうね。1キロ増えるぶん、体が大きくなっちゃうのは怖いですね。
──ああ、それに甘えてしまうと。
ミルコ そうです。年を取ってから、ちょっと体重が落ちにくくなっているのもあって、余計に怖い。そういえば、天皇賞の日に52キロに乗ったでしょ?
──本栖湖特別のシーグラスですね(東京8R・2勝クラス・9番人気3着)。
ミルコ はい。夏であれば、土曜日にたくさん乗れば、日曜日の52キロは割と楽に乗れるけど、10月の末は涼しいから、全然汗をかかない。しかも、天皇賞の前の日は4頭しか乗っていなかったから