Q「先日、京都駅でミルコ騎手をお見掛けしました。コロナも落ち着いたので、思い切って声を掛けてみようかなと思ったのですが、迷った挙句、勇気を出せず…。コロナに関係なく、プライベートでファンに声を掛けられるのは、やはりいい気持ちがしませんか？ サイン程度ならお願いしてもいいのでしょうか？」(まるっちさん)

ミルコ　嫌じゃないよ！ 苦しいときほど、ファンの応援が力になりますね。何度も悪い時期があったけど、いつもファンのみなさんに元気をもらった。競馬場でもそうだけど、街を歩いているときも「ミルコ、頑張って！」って声を掛けてくれる人がいるから。あとは、京都駅とか、東京駅とか。

──京都はまだわかりますが、東京駅でも！

ミルコ　東京駅でもけっこう声を掛けられるよ。パーッと近くにきて、「デムーロさん、大好きです。頑張って、負けないで」って言ってくれる人もいます。コロナの前は、酔っ払っている人にグイグイこられて困ったこともあるけど(苦笑)、コロナ以降はみんなけっこう気を遣ってくれているのがわかるので助かります。

「頑張って！」の一言でも心が伝わる、十分ですね。京都なんて、外国人がものすごくいっぱいいるのに、そのなかで僕のことを見つけてくれるなんてすごいこと。うれしいです。

Q「最近のGIでは、関東馬の活躍が目立ちます。長らく西高東低が続いていましたが、そのバランスが変わってきたことを感じますか？ よく関東に行かれているミルコ騎手から見て、関東の変化を感じることはありますか？」(マコマコさん)

ミルコ　昔はずっと関西が強かったけど、最近は変わってきたね。それは感じる。間違いない。

──その理由について、思い当たることはありますか？

ミルコ　ん〜、クリストフ、(戸崎)圭太、(横山)武史……みんな頑張ってる。ジョッキーのレベルも上がったんじゃない？ ミルコ・デムーロも乗りに行ってるし(笑)。もちろん、馬のレベルも上がってますね。あとは、調教師さんたちも、みんな自分のアイデアを持っているのを感じます。

──トレセンの雰囲気自体、変わりましたよね？ 昔は美浦で挨拶しても、無視されることが多かった…。

ミルコ　ああ、わかる！ 僕も昔、美浦に乗りに行ったときはマジでつらかった