今年もマリーンS上位馬狙いでOK？

編集K3(以下、K3) 今年のエルムSはオーソリティ、ベレヌス、ファルコニアといった芝の重賞勝ち馬も参戦していて面白そうです。

卍　予想オッズを見ると、ペプチドナイル、タイセイサムソン、ワールドタキオンなど、重賞初挑戦の馬が人気になっていますね。

K3　マリーンS上位馬が毎年のように勝ちますから、どうしても勢い重視になりますよね。

卍　今年のマリーンS上位馬はペプチドナイル(1着)、ルコルセール(2着)、セキフウ(3着)、アシャカトブ(4着)ですか。ダートの一線級がいないので、上位独占もあるかもしれませんね。

K3　では早速、妙味度を見せてください。

卍　はい。予想1〜5番人気の総合妙味度はこのようになっています。

単勝予想オッズ＝1〜5番人気馬の総合妙味度
1 ペプチドナイル(2.6倍) 98.3
2 タイセイサムソン(6.0倍) 95.9
3 セキフウ(6.2倍) 102.8
4 ワールドタキオン(8.2倍) 104.6
5 カフジオクタゴン(12.0倍) 102.4
※想定騎手は上から富田、横山和、武豊、斎藤、池添。想定オッズは4日15時半時点。

K3　「儲かる軸馬」はセキフウになりましたね(※「儲かる軸馬」は予想1〜3番人気のなかで最も総合妙味度が高い馬)。

卍　セキフウの高得点項目はこのようになっています。

武豊騎手の札幌競馬場　107
ヘニーヒューズの札幌競馬場　124
ヘニーヒューズのダート　106
ヘニーヒューズの中距離　107
ヘニーヒューズの右回り　106
武幸四郎厩舎の札幌競馬場　113
武幸四郎厩舎のダート　107
武幸四郎厩舎の中距離　109
武幸四郎厩舎の右回り　107

K3　先週のドゥーラもそうでしたが、セキフウも騎手、種牡馬、厩舎ともに札幌競馬場の妙味度が高いんですね。

卍　はい。その中でも特筆すべきはヘニーヒューズです。

K3　ヘニーヒューズは何年も前から「妙味度が高いから儲かる」と言い続けていますが、ずっと高いままですね。

卍　そうなんです。なので、改めてヘニーヒューズの妙味度解説をしておきましょう(画像は電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2023』のヘニーヒューズのページ)。



＜特徴＞
・ダートでは買い
・急坂コースはやや下げ
・ダートは道悪でも儲かる
・高齢になるほど妙味度が下がる
・距離短縮が得意

＜利益度の上位項目＞
全体　3位
ダート　2位
短距離　6位
中距離　4位
右回り　3位
札幌　4位
東京　2位
京都　9位
ダート道悪　3位
未勝利　2位
2歳　5位
距離短縮　2位

K3 「札幌」「ダート」「中距離」なんてドンピシャじゃないですか。実際に、昨年のエルムSはヘニーヒューズ産駒のワンツーでしたもんね。

卍　昨年はフルデプスリーダー(9番人気)もウェルドーン(6番人気)も妙味度が高くて、K3さんの馬券も当たっていましたね(「儲かる軸馬」はオメガレインボー)。

K3　セキフウに関して気になるのは4歳夏というタイミングですけど、2走前の大沼Sを見るかぎり衰えは感じませんでした。

卍　59キロを背負って1頭だけ後方から差してきましたね。

K3　たぶん能力というより、気性面や差せる馬場かどうかのほうが大事なんでしょうね。雨で湿った馬場になるのはたぶんプラスだと思います。

卍　乗り難しい馬ということですが、そこは武豊騎手に期待しましょう。

K3　それでは、セキフウの相手を教えてください。

卍　総合妙味度が100を超えているのは以下の9頭です。