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“フチサンメルチャン&小牧太”の激走に実況大興奮!? 17番人気5着と見せ場十分だった西日本新聞杯を回顧!

  • 2023年09月05日(火) 18時01分
太論

▲アナウンサーが小牧太ファン…?(笑)(撮影:桂伸也)


先週はフチサンメルチャンが西日本新聞杯に出走。17頭立ての17番人気という評価でしたが、小牧騎手は「上手いこと乗れば3着はあるかも…」と思っていたそうで、馬券には絡めなかったものの、3着馬とはコンマ1秒差という激走を見せてくれました。

今週の『太論』は、この西日本新聞杯の回顧と2歳馬の近況報告。ついに入厩したガンバルフトシ、はたしてその手応えは⁉

(取材・文=不破由妃子)

家に帰ってレースを見返したら…「小牧太も追い込んできたー!」


──西日本新聞杯(9月3日・小倉9R・芝1200m)のフチサンメルチャンは5着。17番人気という評価のなか、見せ場十分でしたね。

小牧 やっぱり最後は止まってしまったけど、1200mでもいい競馬したね。もうちょっと後ろからジックリ行こうかなと思ってたんやけど、前回行かせているぶん、最初はちょっと行きたがって。

──3〜4コーナーで外から早めに上がっていく形に。

小牧 外からきているのがわかっていたから、被されるのが嫌でね。3〜4コーナーは内が悪いので、内に入れるつもりはなかったし。

──3〜4コーナーの内は、土埃が上がるような馬場でしたものね。直線は一瞬、「きたか!」と思いましたよ。

小牧 ねぇ。でも、そんなに甘くはなくて。完全に距離やね。

──とはいえ、3着馬とはコンマ1秒差。馬券圏内まであと一歩でした。

小牧 我ながら、穴馬やなと思ってたわ。上手いこと乗ったら3着はあるかなと密かに思っていたから、狙うんやったら今日やなと(笑)。なんせ人気がなかったからね。厩舎の人も言っていたけど、だいぶ力を付けてきている。馬券に絡めるくらいの力はあるし、6歳にして大した馬やで。距離はやっぱり1000mがベストやけど、今やったら芝のほうがいいかもしれん。

──ということは、10月の新潟千直狙いですかね。

小牧 新潟の1000mは登録馬が多くて、なかなか入らんらしいわ。5着までに入ったことで、今回は権利(優先出走権)があるやろ? 阪神となると厳しいかもしれんけど、権利を持っているうちにもう一度1200mを使ってみるのもいいと思うけどね。そういえば、メルチャンのレース、実況がおもしろくなかった?

──「小牧太も追い込んできたー!」。

小牧 そうそう(笑)。メルチャンの名前を何度も言っていたし、最後には僕の名前まで(笑)。

──直線の実況で、アナウンサーがジョッキーの名前を口にすることって滅多にないので、私もすごく印象に残って。

小牧 久しぶりに僕が(上位に)きたからかな(笑)。

──私は、アナウンサーの方、小牧さんのファンなのかなと思いました。あるいは、馬券を買っていたか(笑)。

小牧 アハハハ! 「フチサンメルチャン! フチサンメルチャン! 小牧太も追い込んできた!」やからね。家に帰ってレースを見返してたんやけど、なんかおもろかったわ(笑)。

──さて、2歳馬もそろそろ始動では?

小牧 ガンバルフトシが入ってきたよ。

──入厩した! ヤバイ! 楽しみ!

小牧 たぶん明日、ゲート試験を受けると思う。この前、初めて乗ってね。その日にゲート試験を受ける馬と一緒にゲートに行ってみたんやけど、その馬より速くて。もし、その日に試験を受けていたら、間違いなく受かってたわ。すごく素直で、おとなしい馬。短距離馬っていう感じやね。

──お父さんはレッドファルクスですからね。

小牧 そうそう。これまでの伊藤さん(伊藤永二郎オーナー)の馬とはちょっとタイプが違うわ。まだ速いところはやってないけど、乗った感じからすると、ガンバルフトシはスピードがありそう。

──それは楽しみ!

小牧 たぶんゲート試験はすぐに受かると思うけど、まだ息遣いができていないから、もう少し乗り込みが必要やね。あと、小林量オーナーのウインディーパレスも、もう厩舎に入ってましたわ。明日見に行こうと思ってんねんけど、もうゲート試験を受けられる感じやねんて。ただ、服部厩舎は今月の20日で解散やから、馬たちはそのあとバラバラになる。どこの厩舎に行くんやろ。

──大橋厩舎付けになってはいますが、今はまだ服部厩舎の馬房にいるんですものね。

小牧 そうやねん。だから、20日以降、どこの厩舎に行くか…。メルチャンにしてもウインディーパレスにしても、笹田厩舎に入ってくれたら一番いいんやけどね。

(文中敬称略)
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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