人気が予想されるクイーンズウォークの調教内容は?
先週の新潟2歳S。将来有望調教の該当馬でもあった◎フェスティバルヒルには相当自信がありましたが、終始スムーズに競馬を進めた○リアライズシリウスとは向正面で勝負あったという感じ。レース後のジョッキーコメントだと、前半は意図的にゆっくり進めるつもりだったようですが、それが仇になったのは間違いないですし、なかなか競馬(馬券)って難しいですね(笑)
今週の重賞は新潟記念と中京2歳S。先週の2歳重賞は2頭1点に絞りましたが、今週はそんな簡単ではなさそうなメンバー。でも絞ることができたからといって、簡単に当たるのが馬券ではありませんし、競馬予想TV! のサマーシリーズ最終戦。なんとか0%から脱却できるような結果を出さないといけません。
【新潟記念/クイーンズウォーク】
正直な感想を記すと、2週前追い切りの8月14日のCWが6F90.3秒。単走だったし、1F12.7秒と終いも流す感じ。これで間に合うのかなという疑問しかありませんでしたが、1週前追い切りの内容を見て、ごめんなさい。川田将雅騎手が跨って、古馬1勝クラスを追走して先着した内容は素晴らしい反応を見せました。この動きができることを把握していたからこその2週前追いだったのかなと思います。
最終追い切りは坂路。金鯱賞、ヴィクトリアマイルと最終追いはCWだったので、坂路がどうかというところですが、これについてはローズSを勝った時が坂路なので、全く問題ないというか、時期的なものを考えると、同じパターンで仕上げてきたと考えてよいでしょう。状態に関してはほぼ完璧だろうと思います。

状態に関してはほぼ完璧に映ったクイーンズウォーク(8月26日撮影)
【新潟記念/シランケド】
今回のレースは坂井瑠星騎手が騎乗するということで、1週前追い切りに騎乗。古馬OPのタイセイブレイズを追走する併せ馬でしたが、これにきっちりと先着して、ラスト1F11.0秒という素晴らしい動きを見せました。
最終追い切りは坂路で単走。これはいつものパターンですが、4F56.3秒はちょっと遅い印象もありました。ただ、中山牝馬Sの最終追いが4F56.6秒。芝1800mの重賞をこの時計で勝っているわけですから、芝2000mに距離延長の今回はこのゆったりした時計でベストになるはずです。

1週前追い切りでは素晴らしい動きを見せたシランケド(8月26日撮影)
【中京2歳S/スターアニス】
デビュー前の坂路での追い切りは決して派手さはありませんでした。4F時計が遅いのは高野友和厩舎の特徴なので、そこは気になりませんが、4F目が速くないところがポイント。最終追い切りは坂路で4F56.2秒、1F12.6秒ですから、かなり地味でした。ここで5着に敗れて、次走巻き返したのは中1週もあったと思います。
今回は中6週。レース間隔があいてどうかですが、4F目のラップが2戦とは違います。1週前追い切りが坂路4F目11.8秒。そして、最終追い切りは坂路2F24.5秒で4F目11.9秒。ちなみに4F53.9秒も初めて53秒台をマークしたことになり、3戦目にして急上昇という雰囲気の追い切り内容です。

急上昇という雰囲気の追い切り内容だったスターアニス(8月26日撮影)
【中京2歳S/マイケルバローズ】
デビュー戦はレースの約1ヶ月前から栗東で追い切りを開始して、1週前追い切りがCWで6F81.2秒、3F36.7秒、1F11.4秒と素晴らしく速い時計をマーク。これが将来有望調教にも該当していたので、好メンバーの揃った初戦でしたが、きっちりと結果を出したという感じではないでしょうか。
今回は中4週というレース間隔を考えると、あまり強い負荷をかけた追い切りは消化していません。1週前追い切りもCWで6F84.8秒で単走。最終追い切りには初騎乗となる岩田望来騎手が跨って感触を確かめる程度のCW6F83.3秒。決して遅い時計ではないのですが、調教内容から急上昇というところまでの評価は難しい感じもします。

最終追い切りは感触を確かめる程度の内容だったマイケルバローズ(8月27日撮影)
【中京2歳S/アイルトン】
デビュー戦は1週前追い切りがCWで古馬1勝クラスを追走して先着、ラスト1Fが11.1秒。素晴らしい脚力を見せていましたし、坂路でも4F53.2秒と短い距離への適性も感じさせるスピードある追い切り内容を消化していました。結果は2着でしたが、勝ち馬とはハナ差ですから、未勝利の身でもここにチャレンジするのは納得です。
今回も1週前追い切りのCWが圧巻。団野大成騎手が跨っていましたが、CWでラムジェットを追走して先着。ラスト1Fは11.1秒をマークしています。最終追い切りはCW単走で軽い内容となりましたが、動き自体は軽快でした。
◆注目の2歳戦
・8/23 2歳未勝利【メイショウハッケイ】(2人/1着) 将来有望調教該当<4頭>
将来有望調教に該当した4頭は2着から5着。ということで、基本的には将来有望が上位独占したレースをきっちり勝ち切ったのがメイショウハッケイということになります。連闘や距離延長など、今後に向けて、評価の難しい条件での出走でしたが、能力の高さは間違いないでしょう。
◆開催おすすめの調教適性
<中京芝1400m>
◎最終追い切り坂路馬場で3F目以降12.9秒以下かつ4F目最速ラップ
○1週前以降坂路馬場2F目13.5秒以下、3F目以降12.9秒以下
3回中京の開幕当初は単に4F目最速ラップを◎としていましたが、そうすると該当馬が多かったことや1着馬は12.9秒以下ばかりだったので、この調教適性に変更しています。先週の賢島特別は1着こそ最終追いCWの素質馬でしたが、2着3着は◎○の該当馬。やはりラップの速さはポイントになると思います。