日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
レベルが上がったことで多くの馬が同じようなスピードで走れるようになった。皐月賞の結果から、それがはっきりしていた。レースの勝ちタイムが1分59秒9、これぐらいだとかなりの馬が走れる...
11日(水)に、東京競馬場スタンド改築工事竣工式典が執り行われた。足掛け8年に及ぶ大工事で、新スタンドのグランドオープンは、来る21、22日になる。新たに完成した「フジビュースタン...
日本馬の海外での活躍、今や当然と思わせるものがあるが、これにつれて騎手の存在も世界にアピールすることになる。人馬のグローバルなステージでの活躍という流れは、いずれにせよ歓迎すべきこ...
馬は血で走る、言い古された言葉が鮮やかに甦った高松宮記念だった。今更言ったところで仕方のないことだが、あまりにもぴったりだったので、記憶に留めるためにも記しておきたい。ふたつあるス...
レースに抱くイメージと馬とがなかなかしっくりこない高松宮記念。スプリント戦は新陳代謝が激しく、次から次と新星誕生が見られるものだが、その陣営の頂上戦は、チャンピオン決定戦にふさわし...
毎年この時期になると、強く思うことがある。新しく騎手の仲間入りしたルーキーたちのことだ。テレビでは、デビューした彼等若者たちの初々しい表情を映し出している。その顔つきや言葉から、ど...
馬は血で走る、これよりもっと興味深い場面になりそうだ。弥生賞が終わって皐月賞、ダービー戦線が見えてくる中で、誰しもが気づくのが、サンデーサイレンス亡き後の種牡馬争い。あまりにもSS...
クラシックの登竜門と言えば、牡馬の場合まず、弥生賞。一気に、皐月賞、ダービーが近づいてくる。今年は、2歳王者ドリームジャーニーをめぐる検討になったが、朝日杯を勝つ直前の東スポ杯でフ...
3歳牝馬戦線の重賞第一弾クイーンCで1勝馬の賞金上乗せがなく、少し先が見えてきた。クラシック目前、あとは3月に入ってからのトライアル戦次第だが、どうも昨年とは様子が違う。昨年は、桜...
人気がうなぎ上りにエスカレートしていった結果、後に襲ってくる閉塞感、競馬によくあることだ。武豊があれだけ期待する思いを述べれば、今はみんなが同調する。まして、ディープインパクトであ...
2月に入った途端、クラシックの足音がはっきり耳に届いてきた。牡牝とも、世代のトップグループを突っ走る2頭が文句無い勝ちっぷり。あまりにも筋書がはっきりしている。この順調さは、もしか...
毎週、春の大目標に向かって、それぞれの路線の戦いが行われている。1頭でも候補馬が見つかるとうれしい。先週の競馬からは3頭、それらしい馬がいた。衆目一致するのがディアデラノビア。京都...
2006年度のJRA賞授賞式が終了すると、競馬サークルも気分一新、しっかり春競馬を見つめるようになる。今年から日本はパート1国入りしたので、国際レースとして存在する111のレースは...
春のクラシックを目指す3歳馬の動向が気になるシーズンに入っていきます。見つける楽しさ、それがあります。重賞は、シンザン記念と京成杯が終わって2月戦線へと向かうのですが、そのクラシッ...
新春競馬がスタート、全てが気分一新で溌剌と見えます。ディープインパクトと共にこれまでのことが全部過去のものになってしまったように思えて、いささか身の細る日々だったのが、シンザン記念...
競馬の1年はあっという間に過ぎ、ただ時の流れの速さに驚くばかり。ディープインパクトが蘇る日が来るのだろうか、しばらくは記憶の中を駆けめぐるだけです。そうした折、次なる小さな芽吹きを...
今年はどんな興奮を味わえるのか、毎年有馬記念になると思っていることです。今回はディープインパクトの最後の一戦、それだけでこの思いは満たされています。こういうレースは、何よりもその現...
小さな巨人という言葉があります。今年の朝日杯フューチュリティSを勝ったドリームジャーニーは416kgという小躯。デビューの頃はもっと体重はあったので、今後は、この馬体重がひとつのカ...
ニュー阪神の外回りのマイル戦、桜花賞を行うこのコースを熟知しておかねばなりません。阪神ジュベナイルFの勝者ウオッカと敗者アストンマーチャン、これがこのコースのひとつの典型を見せてく...
12万人の気持ちがひとつに集約されたようなジャパンCのゴール。物言わぬサラブレッド、物言えぬ陣営にとり、その勝利することのみ自らの意志表示と、この瞬間に凄まじいまでの執念を燃やしま...
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