既にお気付きの方も多いと思いますし、当コラムでも何度か触れていますが、今夏のWIN5はとにかく堅い印象。先週8月12日も単勝1番人気馬が3勝、単勝2番人気馬が2勝で配当は6万7750円止まりでした。夏競馬に突入した6月3日以降、WIN5対象レースはこれまでに55レースありましたが、このうち40レースで単勝2番人気以内の馬が優勝。実に7割以上のレースが“本命サイド”の決着となっています。
ちなみに、前記以外の期間=2011年4月24日から2012年5月27日のWIN5対象レースにおける「単勝2番人気以内の馬が勝ったレースの割合」は50.2%。昨年の夏競馬シーズン=2011年6月18日から2011年9月4日までは56.7%でしたから、通常の時期は勿論のこと、昨年同時期と比べても明らかに堅いのです。
今週8月19日のWIN5は総出走頭数が70頭、総組み合わせ数が47万6280通り(前日16:00現在)。先週8月12日(総出走頭数64頭、総組み合わせ数29万4030通り)よりは多いものの、WIN5全体の傾向から見ると水準並みかやや少なめといったところで、波乱の決着となる可能性が特に高いとは言えません。引き続き堅く収まると見るか、それともそろそろ高額配当が飛び出すタイミングと見るか――。まずこの部分を自分の中でハッキリさせてから各レースの検討に臨むべきなのではないかと思います。(伊吹雅也)
【井内利彰のWIN5見解】
●今週の1点勝負レース