明日9月23日は東西のメインが芝2000m超のレース。また、阪神10Rには芝2000mのムーンライトハンデキャップが組まれており、WIN5対象レースの過半数が芝中長距離のカテゴリーということになります。ちなみに、来週9月30日のWIN5対象(予定)レースはすべて芝1600m以下。2週に渡って両極端な構成のWIN5が発売されることになりました。
芝中長距離はなかなか興味深い傾向が出ているカテゴリーです。先週9月17日までのWIN5対象レースを集計すると、単勝1〜2番人気馬の勝率は芝2000m以上が21.0%、その他のレースが27.9%。人気の中心となっている馬が勝ち切る確率はやや低めと言えるでしょう。ただし、単勝3〜4番人気馬の勝率は芝2000m以上が14.5%、その他のレースが8.9%。「人気の中心ではないがそれなりに実力を認められている」というレベルの馬が勝つ確率はむしろかなり高めと言えます。
ここから先は私の個人的な見解ですが、芝短距離やダートといったカテゴリーに比べると芝中長距離は展開が多彩。実力上位の4〜5頭がそれぞれ違った勝ちパターンを持っていて、そのうち展開のハマった馬が勝つ――という構図になりやすいんじゃないでしょうか。いずれにしろ、先の傾向を素直に解釈するなら「基本的には手広く押さえたい」「少点数で突破できれば(他のカテゴリー以上に)オイシイ」というのが芝中長距離の特徴と言えそう。買い目作りの参考にしてみてください。(伊吹雅也)
【井内利彰のWIN5見解】
●今週の1点勝負レース
→阪神10R ムーンライトH