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2013年の未踏破競馬場を巡る旅は!?

  • 2013年01月12日(土) 12時00分
 当コラムご愛読者のみなさん、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さてさて、暮れの「十大ニュース」にも書きましたが、去年末現在、海外でレース観戦した競馬場の数が193か所となり、200か所踏破まであと7か所に迫りました。ここ数年を平均すると、1年に7〜8か所くらい新たな競馬場を訪ね歩いていますので、今年中にも200か所踏破を達成できるかもしれません。

 そこで今、記念すべき200か所目をどこにするかで頭を悩ませています。

 国内、海外あわせての200か所目はイギリス・ドンカスター競馬場にしました。理由は世界最古のクラシックレース、セントレジャーSの開催地だから。すでにダービー、オークスが行われるエプソム、2000&1000ギニーのホームコース、ニューマーケットは踏破済みだったので、これはスンナリ決まりました。

 ところが、私にとってそのくらい“意味のある”未踏の競馬場が少なくなってきちゃったんです。イギリス、フランス、アメリカのクラシックや三冠レースが行われる競馬場にはすべて行きました。世界に名だたるビッグレースが開催されるドバイや香港、競馬大国オーストラリアの主要競馬場もしかりです。

 そのほか、さまざまな制約もあります。毎週土曜日の競馬中継の仕事は休むわけにいかず、車の免許がないのでレンタカーは使えません。夏場は野球中継の仕事が忙しく、年末年始には恒例となった南関東でのばんえい場立ち予想会があります。しかもこれらの時期は飛行機のチケットが割高になりますしね。

 そんな中で200か所目の候補を挙げるとすれば、その筆頭は世界最大の障害レース、グランドナショナルが行われるイギリス・エイントリー競馬場でしょう。でも、せっかくここに行くならグランドナショナルそのものを見たいですよね。ところが同レースの開催日は4月上旬の土曜日と決まっています。競馬中継の仕事がある限りここには行けません。

 何とか行けそうなところでは、スイス・サンモリッツの氷上競馬があります。こちらは年に3回、2月の日曜日に開催。土曜深夜(日曜未明)の羽田発フランクフルト行きに乗って、飛行機と列車を乗り継げばギリギリ間に合いそうですが、真冬の強行日程には何かとリスクが伴いますからね。

 そうすると、ヨーロッパ競馬場巡りの大先輩、渡辺敬一郎さんが絶賛していたスイス・マイエンフェルト競馬場(10月第1、2日曜日に開催。『アルプスの少女ハイジ』の舞台となった村にあります)か、まだ行ったことのない国(ブラジルやトルコ、インドあたり)の競馬場になってきそうです。

 いっそのこと、いくつかの候補を挙げて、その中からみなさんに選んでいただきましょうか?“人気投票”を実施して最多票を集めたところに行くとか…。何はともあれ、馬券を当てて旅行資金を稼がなくちゃ!

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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