新年第1回の前回、自己中心的な話を書いてしまい、当コラムへの“注目数”が今イチ伸びませんでした。これは由々しき事態。なので今回は、今年の有馬記念について、日本一早い渾身の予想をご披露しちゃいます。
ズバリ、オルフェーヴルが勝ちます!
その根拠をご説明しましょう。おととしも去年も、有馬記念の勝ち馬は「今年の漢字」と連動していました。“絆”のおととしは、デビュー以来一度も乗り替わりがなかったオルフェーヴル。去年は“金”でゴールドシップでしたね。二度あることは三度ある。今年もこの傾向が続くと見たのです。
それじゃぁ「今年の漢字」は? これを今から予想するのは至難の業でしょう。でも、その難題にあえて挑戦してみました。“再”あるいは“復”だと思います。
去年暮れに行われた衆議院選挙で自民党が圧勝、安倍さんが首相に再登板しました。当面の最重要課題は日本経済の再生です。アベノミクスと言われている成長戦略がとりあえず効果を発揮し始めると仮定しましょう。次に、今年秋、2020年の夏のオリンピック開催地に東京が選ばれれば、1964年以来となる再度の開催が決まります。
加えて、去年のノーベル医学生理学賞はiPS細胞の研究者・山中伸弥教授らが受賞しました。今年、その研究に拍車がかかれば、応用が期待される再生医療に格段の進歩が見られるかもしれません。これらのことが重なれば、「今年の漢字」は“再”になると考えられるわけです。
自民党の政権奪還と安倍さんの首相再登板をそれぞれ復帰、日本経済の再生を景気回復に置き換えれば、“復”もありえます。この場合、オリンピックは度外視。その代わり、去年一気にこじれてしまった中国や韓国との関係が修復される、なんていうことがあれば、“復”が「今年の漢字」になる可能性も十分にあるでしょう。
で、“再”か“復”が「今年の漢字」になれば、有馬記念の勝ち馬もそれで決まり。おととしの優勝馬オルフェーヴルが再度優勝、チャンピオンの座に復帰しちゃうんです。
「去年の勝ち馬ゴールドシップが勝っても再度の優勝なのでは」ですって?いやいや、自民党にも安倍さんにもブランクがあって返り咲いたでしょう? ゴールドシップが勝つには“連”や“続”あたりが「今年の漢字」にならなければいけません。
今回の私の予想を逆に考えてみてください。オルフェーブルが今年の有馬記念に勝てるかどうかは、“再”か“復”が「今年の漢字」に選ばれるかどうかにかかっています。それには、日本経済の再生、景気回復が欠かせません。つまり、安倍内閣と与党のかじ取り次第ってことになるのです(なんて、私が勝手に決めつけているだけですが)。
いやぁ、今年の有馬記念が楽しみですねぇ。「そんなこと考えてるのはおまえだけだ」?ハイ、私もそう思います!