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「JRAジョッキー選抜総選挙」というのはいかがでしょう?

  • 2013年06月08日(土) 12時00分
 8日は、「第5回AKB選抜総選挙」の開票日だそうですね。

 「ウイニング競馬」のスタッフの中にも熱烈なファンがいて、その結果には大注目しているようですが、私は、ハッキリ言ってコメントする立場にありません。

 「じゃぁなんでそれをネタにしたんだ!」って?いや、実はそれをヒントにあることを思いついたからなんです。

 「JRAジョッキー選抜総選挙」というのを実施したらいかがでしょう?しかも、単なる人気投票だけに終わらせず、「選抜ジョッキーデー」というイベントもあわせて開催、そこで行われるレースについては、騎手の騎乗馬も投票で決めちゃおう、なんていうとんでもない企画です。

 ルールをご説明しましょう。まずは、特定期間(前年1年間とか当年上半期の6カ月間とか)のリーディング順位をもとに、JRAのすべてのジョッキーを1〜20位、21〜40位、41〜60位、61位以下の4グループに分け、それぞれのグループの中で「選抜総選挙」を実施します。これで4つのグループそれぞれに、リーディングとは違う順位付けが行われるわけです。

 次に、各グループごとに上位14人くらいに入った騎手を選抜して騎乗させるレース(全4戦)を開催します。これが「選抜ジョッキーデー」の目玉。出場騎手は「選抜総選挙」の結果で決まりますから、「ジョッキーデー」当日は、これが開催される競馬場にメンバーを集結させるようにします。こうしておかないとスケジュール調整が大変ですからね。

 で、木曜日にレースの出走馬が確定したら、直ちに騎乗騎手の選定投票を開始します。「この馬には誰を乗せたいか?」という投票です。パソコンやスマホを活用すれば、短時間でも簡単に実施できるはず。新聞の出馬表に騎乗騎手が載っていないというのは許されませんから、「ジョッキーデー」は日曜日に開催、騎乗騎手投票の締め切りは金曜日の正午としておきましょう。

 こんな企画、馬主さんや調教師さんからは(ひょっとしたら騎手のみなさんからも)大反対されそうですが、仕掛け方次第で、かなりのインパクトがあると思うんですけど。

 「投票権はどうする?」ですって?「選抜総選挙」に関しては、JRAの電話・インターネット投票会員に1人1票ずつの権利を与えます。あとは、投票期間内の馬券購入額5000円につき1票。競馬場や場外発売所でも購入した馬券を提示すれば投票用紙がもらえて、その場で投票できるようにします。「ジョッキーデー」の騎手選定投票は電話・ネット会員限定になるでしょうね。

 「ジョッキーでの各レースに優勝した騎手への“ごほうび”は?」。そう、そこが肝心。賞金だけじゃつまらないでしょ。翌年のJRAカレンダーの表紙を飾れるとか、CDを出せるとか、いろいろあると思いますよ!

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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