競輪
波乱決着の気配が匂い立つ！？/アルゼンチン共和国杯
- 2013年10月30日(水) 18時00分
■アルゼンチン共和国杯(G2・東京芝2500ｍ)フルゲート18頭/登録22頭
【コース基本情報】東京芝2500ｍ Bコース使用
・コース回収率
[激低] 単44％・複勝58％ 10番人気以下の馬券絡みは期間内ゼロ！
・馬連万馬券出現率
[標準] 11.1％(平均値▼0.9％ 馬連平均配当3830円)
・脚質別信頼度
先行＞逃げ＞＞差し＞＞＞追込 東京コースながらかなり前有利
・推定ラップ＆タイム
[持久戦] 36.2-78.5-35.5＝2.30.2 一瞬のキレで勝負する馬には向かない展開
集計対象となるレース数が非常に少ない(アルゼンチン共和国杯、目黒記念、未勝利戦の年間3レース)ため、正直なところコースデータの信憑性はかなり低め。さすがに「読み飛ばしてもらってもオーケー」と筆者が言うのはどうかと思うが、それくらい信憑性がないのだから、致し方ない。
とはいえ、興味深いデータはある。昨年のアルゼンチン共和国杯で、ルルーシュが道中2番手からのレースで快勝しているように、当コースは東京芝の中長距離戦とは思えないほど、先行勢が強いのだ。2010年の目黒記念でも逃げた9番人気のイケドラゴンが2着に粘っているし、平均人気と平均着順の「差」で比較しても、逃げ・先行勢のほうが格段に好成績。つまり、意外に差せないコースなのである。
この傾向は、4コーナー通過順位別に成績を見ても明らか。4コーナーを10番手以下で回った馬はトータル[1-2-3-56]で複勝率9.7％。13番手以下となると、[0-0-3-32]と1頭も連絡みできていない。馬券は、ある程度は前のポジションを取れる馬を中心に組み立てるのをオススメしたい。
【レース基本情報】アルゼンチン共和国杯(G2) 過去10年
・レース平均配当
単勝892円 馬連4603円 3連複2万3872円
・1番人気馬成績
[2-2-1-5] 勝率20.0％ 連対率40.0％ 複勝率50.0％
・3番人気以内馬成績
[8-6-3-13] 勝率26.7％ 連対率46.7％ 複勝率56.7％
・4番人気〜9番人気馬成績
[1-2-6-51] 勝率 1.7％ 連対率 5.0％ 複勝率15.0％
・10番人気以下馬成績
[1-2-1-69] 勝率 1.4％ 連対率 4.1％ 複勝率 5.5％
・1着馬脚質シェア
[逃げ] 10.0％ [先行] 50.0％ [差し] 40.0％ [追込] 0％
・3着以内馬脚質シェア
[逃げ] 3.3％ [先行] 30.0％ [差し] 56.7％ [追込] 10.0％
・年齢別成績
[3歳馬] 0-2-1-7 連対率20.0％ 複勝率30.0％
[4歳馬] 5-4-5-25 連対率23.1％ 複勝率35.9％
[5歳馬] 3-2-1-35 連対率12.2％ 複勝率14.6％
[6歳馬] 2-2-2-33 連対率10.3％ 複勝率15.4％
[7歳↑] 0-0-1-33 連対率 0％ 複勝率 2.9％
────────────────────────
[4歳以下] 5-6-6-32 連対率22.4％ 複勝率34.7％
[5歳以上] 5-4-4-101 連対率 7.9％ 複勝率11.4％
・牡馬斤量別成績
[51�前焚�] 0-1-2-12 連対率 6.7％ 複勝率20.0％
[52〜53��] 1-1-2-24 連対率 7.1％ 複勝率14.3％
[54〜55��] 2-3-2-38 連対率11.1％ 複勝率15.6％
[56〜57��] 4-2-3-30 連対率15.4％ 複勝率23.1％
[57.5�羨�] 3-3-1-18 連対率24.0％ 複勝率28.0％
・枠番別成績 ※枠番値については末尾参照
[1枠] 2-0-1-13 連対率12.5％ 複勝率18.8％ 枠番値+0.7
[2枠] 2-1-1-13 連対率17.6％ 複勝率23.5％ 枠番値+0.6
[3枠] 2-1-1-16 連対率15.0％ 複勝率20.0％ 枠番値+1.8
[4枠] 0-3-3-14 連対率15.0％ 複勝率30.0％ 枠番値+0.9
[5枠] 1-1-2-16 連対率10.0％ 複勝率20.0％ 枠番値-0.5
[6枠] 2-3-0-15 連対率25.0％ 複勝率25.0％ 枠番値-0.2
[7枠] 0-1-1-23 連対率 4.0％ 複勝率 8.0％ 枠番値-1.7
[8枠] 1-0-1-23 連対率 4.0％ 複勝率 8.0％ 枠番値-0.7
─────────────────────────────
[1枠〜4枠] 6-5-6-56 連対率15.1％ 複勝率23.3％ 枠番値+1.1
[5枠〜8枠] 4-5-4-77 連対率10.0％ 複勝率14.4％ 枠番値-0.8
・厩舎所属別成績
[美浦] 3-2-5-74 連対率 6.0％ 複勝率11.9％
[栗東] 7-7-5-59 連対率17.9％ 複勝率24.4％
・前走距離別成績
[〜芝1800] 0-0-0-15 連対率 0％ 複勝率 0％
[芝2000ｍ] 2-1-3-22 連対率10.7％ 複勝率21.4％
[芝2200ｍ] 3-2-1-18 連対率20.8％ 複勝率25.0％
[芝2400ｍ] 5-6-5-51 連対率16.4％ 複勝率23.9％
[芝2500〜] 0-1-1-25 連対率 3.7％ 複勝率 7.4％
[ダート戦] 0-0-0-2 連対率 0％ 複勝率 0％
──────────────────────────
[芝2000〜2400] 10-9-9-91 連対率16.0％ 複勝率23.5％
[上記以外距離] 0-1-1-40 連対率 2.4％ 複勝率 4.8％
・前走クラス別成績
[前走中央G1] 0-1-1-7 連対率11.1％ 複勝率22.2％
[前走中央G2] 6-4-3-62 連対率13.3％ 複勝率17.3％
[前走中央G3] 0-0-0-12 連対率 0％ 複勝率 0％
[前走OP特別] 1-1-1-24 連対率 7.4％ 複勝率11.1％
[前走条件戦] 3-4-5-28 連対率17.5％ 複勝率30.0％
・出走間隔別成績
[中1週] 1-1-1-15 連対率11.1％ 複勝率16.7％
[中2週] 2-0-1-16 連対率10.5％ 複勝率15.8％
[中3週] 5-6-6-46 連対率17.5％ 複勝率27.0％
[中4週〜8週] 1-2-1-31 連対率 8.6％ 複勝率11.4％
[中9週以上] 1-1-1-25 連対率 7.1％ 複勝率10.7％
─────────────────────────
[〜中3週] 8-7-8-77 連対率15.0％ 複勝率23.0％
[中4週〜] 2-3-2-56 連対率 7.9％ 複勝率11.1％
・注目出走パターン
[買い] 前走4番人気以内の関西馬(連対率32.4％、複勝率40.5％)
[全滅] 前走G1以外で6番人気以下かつ5着以下(0-0-0-59)
[全滅] 前走5着以下の関東馬(0-0-0-45)
[不振] 7歳以上馬(連対率0％、複勝率2.9％)
コースデータがアテにならない以上、頼るべきはレースデータ。幸い、アルゼンチン共和国杯のレースデータからは、来る馬と来ない馬をフィルタリングする上で有効に機能するファクターがいくつも浮かび上がってくる。では、それらを順番に紹介していこう。
まずは人気別だが、2番人気〜3番人気の強さが目立っているレース。1番人気は「良くもなく悪くもなし」といったところで、過剰な信頼は禁物だ。また、上位人気が1頭も馬券に絡まないパターンは考えづらく、上位人気から7番人気〜11番人気あたりのゾーンへと流す馬券が、最も効率が良さそう。ヒモ荒れを狙うのがオススメのレースである。
年齢別では、4歳以下馬が圧倒的なほどの強さを見せている。5歳以上馬との比較では連対率、複勝率ともに3倍近い数値を叩き出しているし、7歳以上馬の[0-0-1-33]という不振な成績から考えても、年齢は若いほうがいいはず。高齢馬は人気でも、思い切って消すくらいのほうが好結果を呼び込めそうだ。
注目したいのが「枠番」について。成績をパッと見ただけではわからないのだが、じつはかなり内枠優勢。枠番値で比較するとわかりやすいのだが、1枠〜4枠が+1.1であるのに対して、5枠〜8枠が-0.8と、極端なまでの差が出ている。特に不振が目立つのが7枠〜8枠で、多頭数となりそうな今年はなおさら、大きく割り引きたいところだ。
それ以外にも、完全に西高東低のレースであることや、好走例が前走芝2000ｍ〜2400ｍ戦組や連闘〜中3週での出走に集中していること、前走条件戦組が非常に強いことなど、重視したいファクターがいくらでも出てくるレース。登録馬を今のうちから、しっかりふるいにかけておきたい。
【現在の馬場＆血統情報】
・現在の馬場
先週に引き続きBコース。時計のかかる馬場という印象を受ける。
・天候予測
週末まで降水確率は低め。土日ともに良馬場でのレースとなりそう。
・勝利数トップ種牡馬
ゼンノロブロイ 勝率13.3％ 連対率26.7％ 複勝率33.3％
・著者の注目血統
該当なし
降雨の影響で土曜日は不良馬場だった東京芝コース。日曜には良馬場まで回復したが、やはり少し水分を含んだ馬場で、例年のこの時期よりも時計はかかっているという印象を受ける。……とか言って油断していると一気に高速化したりするのが昨今の芝事情なので、土曜日のうちに傾向を見極めておきたい。
コースデータの対象レースが非常に少ないので、注目血統はナシ。ただし、過去10年まで集計範囲を広げてみたところ、オペラハウスやマヤノトップガン、エリシオといった「通常では上位にまず食い込んでこない種牡馬」が成績上位を占める結果となった。つまり、ディープインパクト産駒やハーツクライ産駒が無双できるような、キレ優勢のコースではないということ。少し重さを感じるような血統構成のほうが、このコース＆レースに関しては期待値は高い。
★総論×各論
昨年の覇者ルルーシュが人気の中心となりそうな、今年のアルゼンチン共和国杯。同馬は目黒記念でも2着に来ており、東京芝コースは[4-2-0-0]とパーフェクト連対。トップハンデ57.5キロを背負うが、それでもここなら好勝負必至というのが、現時点での下馬評だと思われる。
しかし、当データ分析では同馬を強調材料に欠ける「危なっかしい人気馬」と評価。オールカマーからの臨戦だった昨年とは違い、今年は札幌記念から中10週での出走。ハンデも昨年よりも1.5キロ重くなっているなど、昨年と同列には考えづらい。買うとしても2着〜3着のヒモが妥当で、思い切って消すほうがいいのではないか──というのが、現時点での判断である。
トップ評価となったのは、プラス評価の項目が最も多かったニューダイナスティ。重賞で人気を裏切る結果が続いているが、ここは名誉挽回の大チャンスと見る。そして、ほとんど差のない二番手評価に、アスカクリチャン。少し離れての三番手がエックスマークで、シゲルササグリ、ムスカテールと続く。ここまでが、今年の上位評価組だ。
以下はメイショウナルト、アドマイヤラクティ、ホッコーブレーヴ、カルドブレッサという評価順で、こちらは押さえ評価。ここにルルーシュを加えるかどうかは、直前の気配やオッズ、そして枠番次第といったところか。1枠〜4枠に入った馬をプラス評価し、7枠〜8枠に入った馬をマイナス評価するのを、絶対にお忘れなく。
評価順を見てもおわかりのように、今年のアルゼンチン共和国杯は「波乱含み」という見立て。上位評価組の穴馬がワンツーで、3着にルルーシュ以外の人気馬が来る決着パターンが「最高形」となりそうである。
■アルテミスS(重賞・東京芝1600ｍ)フルゲート18頭/登録25頭
昨年新設されたばかりの重賞で、過去のデータを分析などしようがない！というアルテミスS。仕方がないので、今回は過去10年に行われた「東京芝1600ｍで行われた2歳限定の500万下〜重賞」のレースデータを元に、分析を進めていきたい。
まずは前走距離別での成績だが、もう圧倒的に強いのが1800ｍ以上からの距離短縮組。トータル[8-9-6-33]で連対率30.4％、複勝率41.1％、複勝回収率126％と、ケチのつけようがない好成績である。それに次ぐのが今回と同距離である1600ｍ戦からのローテで、こちらはひと言でいえば「フツー」の成績。1500ｍ戦以下からの距離延長組は、連対率10.4％、複勝率16.2％と、かなり見劣る結果に。1200ｍ以下からの一気の距離延長となると、トータル[1-0-2-40]と、その信頼度は猛烈に低い。
また、前走で新馬戦＆未勝利戦に「4番人気以下」で出走していた馬も、トータル[1-1-2-47]とかなり期待薄。また、前走500万下戦出走馬も「前走10番人気以下」だと、ほぼノーチャンス。前走人気が、素直に結果へと直結する傾向にある条件である。あとはスパイスとして「血統」の要素も加えてみたいところ。ディープインパクト産駒、シンボリクリスエス産駒、母父サンデー、母父トニービン、母父Danzig系の配合馬は、ちょっぴりプラス評価しておくのがオススメだ。
となると、函館2歳Sの覇者であるクリスマスは厳しいし、ニシノミチシルベやマユキもあまりアテにはできなさそう。逆に「買い」と言えそうなのが、マイネグレヴィル、プライマリーコード、バウンスシャッセ、トーセンシルエットなど。まだ不安定な2歳牝馬限定戦でもあり、波乱決着の可能性は十分にあると思われる。
■みやこS(G3・京都ダ1800ｍ)フルゲート16頭/登録25頭
過去に行われた3回は、連対馬がすべて4番人気以内という非常に堅い決着に終わっているみやこS。3着にはソコソコ人気薄が突っ込んできているが、今年も連に絡む馬は基本的に堅いと見るべき。冬のダート頂上決戦へと向かう前哨戦でもあるため、出走馬のレベル的にも、そう簡単には巻き返しがきかないレースとなっている。
というわけで、ここは単純に「前走着順」と「前走人気」でフィルタリング。前走5着以下馬は過去に一度も馬券に絡んでおらず、前走3番人気以下馬も[0-0-1-26]と超・低空飛行。これらの条件に引っかかるようでは、よほどの実績馬以外は、その時点で期待薄。前走がふたケタ着順の大敗であれば、もうノータイムで消していいと思われる。
現在賞金的に出走が可能と思われる馬で、これらの条件にダブルで引っかかる「鉄板消し馬」が9頭。片方だけ引っかかる馬が、グランドシチーやナイスミーチュー、ローマンレジェンドなど人気馬を中心に8頭。そして、この両条件をスルッとすり抜けた馬が、1頭だけ存在する。前走、エルムSで1番人気3着だったブライトラインである。
これが都合のいいことに、それほど人気にはならない様子。4番人気あたりになってくれればなおさら面白いのだが、こればっかりは当日のオッズ待ちだ。非常にシンプルな絞り込みながら、こういう堅いレースには、こんなメソッドのほうが効いたりするもの。アホかと罵られるのを覚悟の上で、ブライトラインを筆頭評価としたい。
※レースデータは2003年以降、コース＆血統データは2010年以降が集計対象
※枠番値は、当該枠番における「平均人気−平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、人気よりも上の着順に来ていることになります。
【コース基本情報】東京芝2500ｍ Bコース使用
・コース回収率
[激低] 単44％・複勝58％ 10番人気以下の馬券絡みは期間内ゼロ！
・馬連万馬券出現率
[標準] 11.1％(平均値▼0.9％ 馬連平均配当3830円)
・脚質別信頼度
先行＞逃げ＞＞差し＞＞＞追込 東京コースながらかなり前有利
・推定ラップ＆タイム
[持久戦] 36.2-78.5-35.5＝2.30.2 一瞬のキレで勝負する馬には向かない展開
集計対象となるレース数が非常に少ない(アルゼンチン共和国杯、目黒記念、未勝利戦の年間3レース)ため、正直なところコースデータの信憑性はかなり低め。さすがに「読み飛ばしてもらってもオーケー」と筆者が言うのはどうかと思うが、それくらい信憑性がないのだから、致し方ない。
とはいえ、興味深いデータはある。昨年のアルゼンチン共和国杯で、ルルーシュが道中2番手からのレースで快勝しているように、当コースは東京芝の中長距離戦とは思えないほど、先行勢が強いのだ。2010年の目黒記念でも逃げた9番人気のイケドラゴンが2着に粘っているし、平均人気と平均着順の「差」で比較しても、逃げ・先行勢のほうが格段に好成績。つまり、意外に差せないコースなのである。
この傾向は、4コーナー通過順位別に成績を見ても明らか。4コーナーを10番手以下で回った馬はトータル[1-2-3-56]で複勝率9.7％。13番手以下となると、[0-0-3-32]と1頭も連絡みできていない。馬券は、ある程度は前のポジションを取れる馬を中心に組み立てるのをオススメしたい。
【レース基本情報】アルゼンチン共和国杯(G2) 過去10年
・レース平均配当
単勝892円 馬連4603円 3連複2万3872円
・1番人気馬成績
[2-2-1-5] 勝率20.0％ 連対率40.0％ 複勝率50.0％
・3番人気以内馬成績
[8-6-3-13] 勝率26.7％ 連対率46.7％ 複勝率56.7％
・4番人気〜9番人気馬成績
[1-2-6-51] 勝率 1.7％ 連対率 5.0％ 複勝率15.0％
・10番人気以下馬成績
[1-2-1-69] 勝率 1.4％ 連対率 4.1％ 複勝率 5.5％
・1着馬脚質シェア
[逃げ] 10.0％ [先行] 50.0％ [差し] 40.0％ [追込] 0％
・3着以内馬脚質シェア
[逃げ] 3.3％ [先行] 30.0％ [差し] 56.7％ [追込] 10.0％
・年齢別成績
[3歳馬] 0-2-1-7 連対率20.0％ 複勝率30.0％
[4歳馬] 5-4-5-25 連対率23.1％ 複勝率35.9％
[5歳馬] 3-2-1-35 連対率12.2％ 複勝率14.6％
[6歳馬] 2-2-2-33 連対率10.3％ 複勝率15.4％
[7歳↑] 0-0-1-33 連対率 0％ 複勝率 2.9％
────────────────────────
[4歳以下] 5-6-6-32 連対率22.4％ 複勝率34.7％
[5歳以上] 5-4-4-101 連対率 7.9％ 複勝率11.4％
・牡馬斤量別成績
[51�前焚�] 0-1-2-12 連対率 6.7％ 複勝率20.0％
[52〜53��] 1-1-2-24 連対率 7.1％ 複勝率14.3％
[54〜55��] 2-3-2-38 連対率11.1％ 複勝率15.6％
[56〜57��] 4-2-3-30 連対率15.4％ 複勝率23.1％
[57.5�羨�] 3-3-1-18 連対率24.0％ 複勝率28.0％
・枠番別成績 ※枠番値については末尾参照
[1枠] 2-0-1-13 連対率12.5％ 複勝率18.8％ 枠番値+0.7
[2枠] 2-1-1-13 連対率17.6％ 複勝率23.5％ 枠番値+0.6
[3枠] 2-1-1-16 連対率15.0％ 複勝率20.0％ 枠番値+1.8
[4枠] 0-3-3-14 連対率15.0％ 複勝率30.0％ 枠番値+0.9
[5枠] 1-1-2-16 連対率10.0％ 複勝率20.0％ 枠番値-0.5
[6枠] 2-3-0-15 連対率25.0％ 複勝率25.0％ 枠番値-0.2
[7枠] 0-1-1-23 連対率 4.0％ 複勝率 8.0％ 枠番値-1.7
[8枠] 1-0-1-23 連対率 4.0％ 複勝率 8.0％ 枠番値-0.7
─────────────────────────────
[1枠〜4枠] 6-5-6-56 連対率15.1％ 複勝率23.3％ 枠番値+1.1
[5枠〜8枠] 4-5-4-77 連対率10.0％ 複勝率14.4％ 枠番値-0.8
・厩舎所属別成績
[美浦] 3-2-5-74 連対率 6.0％ 複勝率11.9％
[栗東] 7-7-5-59 連対率17.9％ 複勝率24.4％
・前走距離別成績
[〜芝1800] 0-0-0-15 連対率 0％ 複勝率 0％
[芝2000ｍ] 2-1-3-22 連対率10.7％ 複勝率21.4％
[芝2200ｍ] 3-2-1-18 連対率20.8％ 複勝率25.0％
[芝2400ｍ] 5-6-5-51 連対率16.4％ 複勝率23.9％
[芝2500〜] 0-1-1-25 連対率 3.7％ 複勝率 7.4％
[ダート戦] 0-0-0-2 連対率 0％ 複勝率 0％
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[芝2000〜2400] 10-9-9-91 連対率16.0％ 複勝率23.5％
[上記以外距離] 0-1-1-40 連対率 2.4％ 複勝率 4.8％
・前走クラス別成績
[前走中央G1] 0-1-1-7 連対率11.1％ 複勝率22.2％
[前走中央G2] 6-4-3-62 連対率13.3％ 複勝率17.3％
[前走中央G3] 0-0-0-12 連対率 0％ 複勝率 0％
[前走OP特別] 1-1-1-24 連対率 7.4％ 複勝率11.1％
[前走条件戦] 3-4-5-28 連対率17.5％ 複勝率30.0％
・出走間隔別成績
[中1週] 1-1-1-15 連対率11.1％ 複勝率16.7％
[中2週] 2-0-1-16 連対率10.5％ 複勝率15.8％
[中3週] 5-6-6-46 連対率17.5％ 複勝率27.0％
[中4週〜8週] 1-2-1-31 連対率 8.6％ 複勝率11.4％
[中9週以上] 1-1-1-25 連対率 7.1％ 複勝率10.7％
─────────────────────────
[〜中3週] 8-7-8-77 連対率15.0％ 複勝率23.0％
[中4週〜] 2-3-2-56 連対率 7.9％ 複勝率11.1％
・注目出走パターン
[買い] 前走4番人気以内の関西馬(連対率32.4％、複勝率40.5％)
[全滅] 前走G1以外で6番人気以下かつ5着以下(0-0-0-59)
[全滅] 前走5着以下の関東馬(0-0-0-45)
[不振] 7歳以上馬(連対率0％、複勝率2.9％)
コースデータがアテにならない以上、頼るべきはレースデータ。幸い、アルゼンチン共和国杯のレースデータからは、来る馬と来ない馬をフィルタリングする上で有効に機能するファクターがいくつも浮かび上がってくる。では、それらを順番に紹介していこう。
まずは人気別だが、2番人気〜3番人気の強さが目立っているレース。1番人気は「良くもなく悪くもなし」といったところで、過剰な信頼は禁物だ。また、上位人気が1頭も馬券に絡まないパターンは考えづらく、上位人気から7番人気〜11番人気あたりのゾーンへと流す馬券が、最も効率が良さそう。ヒモ荒れを狙うのがオススメのレースである。
年齢別では、4歳以下馬が圧倒的なほどの強さを見せている。5歳以上馬との比較では連対率、複勝率ともに3倍近い数値を叩き出しているし、7歳以上馬の[0-0-1-33]という不振な成績から考えても、年齢は若いほうがいいはず。高齢馬は人気でも、思い切って消すくらいのほうが好結果を呼び込めそうだ。
注目したいのが「枠番」について。成績をパッと見ただけではわからないのだが、じつはかなり内枠優勢。枠番値で比較するとわかりやすいのだが、1枠〜4枠が+1.1であるのに対して、5枠〜8枠が-0.8と、極端なまでの差が出ている。特に不振が目立つのが7枠〜8枠で、多頭数となりそうな今年はなおさら、大きく割り引きたいところだ。
それ以外にも、完全に西高東低のレースであることや、好走例が前走芝2000ｍ〜2400ｍ戦組や連闘〜中3週での出走に集中していること、前走条件戦組が非常に強いことなど、重視したいファクターがいくらでも出てくるレース。登録馬を今のうちから、しっかりふるいにかけておきたい。
【現在の馬場＆血統情報】
・現在の馬場
先週に引き続きBコース。時計のかかる馬場という印象を受ける。
・天候予測
週末まで降水確率は低め。土日ともに良馬場でのレースとなりそう。
・勝利数トップ種牡馬
ゼンノロブロイ 勝率13.3％ 連対率26.7％ 複勝率33.3％
・著者の注目血統
該当なし
降雨の影響で土曜日は不良馬場だった東京芝コース。日曜には良馬場まで回復したが、やはり少し水分を含んだ馬場で、例年のこの時期よりも時計はかかっているという印象を受ける。……とか言って油断していると一気に高速化したりするのが昨今の芝事情なので、土曜日のうちに傾向を見極めておきたい。
コースデータの対象レースが非常に少ないので、注目血統はナシ。ただし、過去10年まで集計範囲を広げてみたところ、オペラハウスやマヤノトップガン、エリシオといった「通常では上位にまず食い込んでこない種牡馬」が成績上位を占める結果となった。つまり、ディープインパクト産駒やハーツクライ産駒が無双できるような、キレ優勢のコースではないということ。少し重さを感じるような血統構成のほうが、このコース＆レースに関しては期待値は高い。
★総論×各論
昨年の覇者ルルーシュが人気の中心となりそうな、今年のアルゼンチン共和国杯。同馬は目黒記念でも2着に来ており、東京芝コースは[4-2-0-0]とパーフェクト連対。トップハンデ57.5キロを背負うが、それでもここなら好勝負必至というのが、現時点での下馬評だと思われる。
しかし、当データ分析では同馬を強調材料に欠ける「危なっかしい人気馬」と評価。オールカマーからの臨戦だった昨年とは違い、今年は札幌記念から中10週での出走。ハンデも昨年よりも1.5キロ重くなっているなど、昨年と同列には考えづらい。買うとしても2着〜3着のヒモが妥当で、思い切って消すほうがいいのではないか──というのが、現時点での判断である。
トップ評価となったのは、プラス評価の項目が最も多かったニューダイナスティ。重賞で人気を裏切る結果が続いているが、ここは名誉挽回の大チャンスと見る。そして、ほとんど差のない二番手評価に、アスカクリチャン。少し離れての三番手がエックスマークで、シゲルササグリ、ムスカテールと続く。ここまでが、今年の上位評価組だ。
以下はメイショウナルト、アドマイヤラクティ、ホッコーブレーヴ、カルドブレッサという評価順で、こちらは押さえ評価。ここにルルーシュを加えるかどうかは、直前の気配やオッズ、そして枠番次第といったところか。1枠〜4枠に入った馬をプラス評価し、7枠〜8枠に入った馬をマイナス評価するのを、絶対にお忘れなく。
評価順を見てもおわかりのように、今年のアルゼンチン共和国杯は「波乱含み」という見立て。上位評価組の穴馬がワンツーで、3着にルルーシュ以外の人気馬が来る決着パターンが「最高形」となりそうである。
■アルテミスS(重賞・東京芝1600ｍ)フルゲート18頭/登録25頭
昨年新設されたばかりの重賞で、過去のデータを分析などしようがない！というアルテミスS。仕方がないので、今回は過去10年に行われた「東京芝1600ｍで行われた2歳限定の500万下〜重賞」のレースデータを元に、分析を進めていきたい。
まずは前走距離別での成績だが、もう圧倒的に強いのが1800ｍ以上からの距離短縮組。トータル[8-9-6-33]で連対率30.4％、複勝率41.1％、複勝回収率126％と、ケチのつけようがない好成績である。それに次ぐのが今回と同距離である1600ｍ戦からのローテで、こちらはひと言でいえば「フツー」の成績。1500ｍ戦以下からの距離延長組は、連対率10.4％、複勝率16.2％と、かなり見劣る結果に。1200ｍ以下からの一気の距離延長となると、トータル[1-0-2-40]と、その信頼度は猛烈に低い。
また、前走で新馬戦＆未勝利戦に「4番人気以下」で出走していた馬も、トータル[1-1-2-47]とかなり期待薄。また、前走500万下戦出走馬も「前走10番人気以下」だと、ほぼノーチャンス。前走人気が、素直に結果へと直結する傾向にある条件である。あとはスパイスとして「血統」の要素も加えてみたいところ。ディープインパクト産駒、シンボリクリスエス産駒、母父サンデー、母父トニービン、母父Danzig系の配合馬は、ちょっぴりプラス評価しておくのがオススメだ。
となると、函館2歳Sの覇者であるクリスマスは厳しいし、ニシノミチシルベやマユキもあまりアテにはできなさそう。逆に「買い」と言えそうなのが、マイネグレヴィル、プライマリーコード、バウンスシャッセ、トーセンシルエットなど。まだ不安定な2歳牝馬限定戦でもあり、波乱決着の可能性は十分にあると思われる。
■みやこS(G3・京都ダ1800ｍ)フルゲート16頭/登録25頭
過去に行われた3回は、連対馬がすべて4番人気以内という非常に堅い決着に終わっているみやこS。3着にはソコソコ人気薄が突っ込んできているが、今年も連に絡む馬は基本的に堅いと見るべき。冬のダート頂上決戦へと向かう前哨戦でもあるため、出走馬のレベル的にも、そう簡単には巻き返しがきかないレースとなっている。
というわけで、ここは単純に「前走着順」と「前走人気」でフィルタリング。前走5着以下馬は過去に一度も馬券に絡んでおらず、前走3番人気以下馬も[0-0-1-26]と超・低空飛行。これらの条件に引っかかるようでは、よほどの実績馬以外は、その時点で期待薄。前走がふたケタ着順の大敗であれば、もうノータイムで消していいと思われる。
現在賞金的に出走が可能と思われる馬で、これらの条件にダブルで引っかかる「鉄板消し馬」が9頭。片方だけ引っかかる馬が、グランドシチーやナイスミーチュー、ローマンレジェンドなど人気馬を中心に8頭。そして、この両条件をスルッとすり抜けた馬が、1頭だけ存在する。前走、エルムSで1番人気3着だったブライトラインである。
これが都合のいいことに、それほど人気にはならない様子。4番人気あたりになってくれればなおさら面白いのだが、こればっかりは当日のオッズ待ちだ。非常にシンプルな絞り込みながら、こういう堅いレースには、こんなメソッドのほうが効いたりするもの。アホかと罵られるのを覚悟の上で、ブライトラインを筆頭評価としたい。
※レースデータは2003年以降、コース＆血統データは2010年以降が集計対象
※枠番値は、当該枠番における「平均人気−平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、人気よりも上の着順に来ていることになります。
