◆このレースに対する本気度、上昇度がカギとなる 今年のフェブラリーSを占う意味で重要な前哨戦と言えば、昨年のJCダート、そして今年の東海S、根岸Sが挙げられます。
まず根岸Sはゴールスキーが勝利しました。ゴールスキーは昨秋にダート路線に転向してから着実に上昇し、ついに重賞ウイナーとなりました。しかし、今年の根岸SはPP指数が平凡な一戦で、レベルが高かったとは評価できません。また、レース展開は差し、追い込み馬向きの流れとなりました。
■2014年 根岸ステークス
前哨戦がこのようなパターンとなった場合は、前哨戦で能力を出し切って好走した馬よりも、もともと能力が高いながらも前哨戦で能力を出し切れなかった馬のほうが本番での好走は期待できるものです。ただ、勝ち馬のゴールスキーはまだダートでは底を見せていないことは確かです。
東海Sは2012年JCダートの勝ち馬ニホンピロアワーズが復活Vを果たしました。好位から伸びて勝利した内容は、他の出走馬との能力の違いを見せつけるものでした。しかし、PP指数は根岸Sほど平凡ではなかったものの、昨年のJCダートと比べると劣る結果となりました。ちょっと期待はずれの結果だったという印象は拭えません。
■2014年 東海ステークス
ニホンピロアワーズは加齢でやや衰え始めてしまっているのでしょうか? 良いほうに解釈すれば余裕残しで本番に向かえるとも評価できるのですが、基礎能力そのものが加齢により落ちてしまっているのであれば、東海Sの走りが一杯で本番では成績を落とす結果となってしまうでしょう。
となれば最重要視すべきは