スマートフォン版へ

激走馬は「併用調教馬」を狙え!〜井内利彰/中山牝馬S

  • 2014年03月10日(月) 18時00分


◆中山芝内回りコース向きの調教タイプは併用調教馬

 先週の弥生賞。前半のペースは決して速くありませんでしたが、好位置で進めたエイシンエルヴィンが掲示板にも載れない、差し競馬。特にワンアンドオンリーの末脚が際立つレースでしたが、やっぱり強いレースをしたのは、トゥザワールドだったと思います。

 ペースが遅かった向正面、動くような素振りを見せたことによって、その前にいたエイシンエルヴィン他が逃げたアグネスドリームを捕まえに行く展開。トゥザワールドも一緒に上がっていくのかと思いきや、手綱をしっかり抑えて、元の位置取りへ戻るという、ペースを掌握するレースぶり。勝負どころで動いたタイミングも絶妙で、自在性という意味では、皐月賞はやっぱりこの馬になる可能性が高いではないでしょうか。今回と同じ「併用調教」に仕上がっていれば。

 このレースを見て、あらためて感じたことは「中山芝2000m=芝内回り」は併用調教馬が自在性の高いレースができるということ。動きたい時に動いても、バテることなく、そして折り合いを欠くこともない。私がNo.1予想で◎にしたのは、標準トラックのエイシンエルヴィンでしたが、やっぱり併用調教馬にすべきだったと反省しています。

 今週も中山競馬場では、芝内回りの重賞が行われます。中山牝馬Sは芝1800m。過去の傾向は「追い切り本数の多い併用調教」が好走。1週前追い切りを終えた時点での、調教適性が合致しそうな馬は

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

No.1予想家(丹下日出夫、井内利彰、山崎エリカ、大石川大二郎、古澤秀和)が週替わりで重賞レースの展望を披露。思わぬ激走馬や消し馬など、馬券のヒントが盛りだくさん!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング