◆◎はリチャードだったのだが…… 高松宮記念は、コパノリチャードが好位抜け出し。3馬身の圧勝だった。月曜日朝、◎770円の単勝をシミジミと眺めている。2着はスノードラゴン。大雨を予想していたら、ギリギリ△で馬連・馬単も拾えていたかもしれないが、うーん…。
しかし戦前、「コパノリチャードはハナを切れないと危うい」という論評も目にした。果たしてM・デムーロに、逃げなくては競馬ができないなんて意識はあっただろうか?
むろん、道悪適性があったのは確か。テレビモニターに映った返し馬で、行けるという確信も生じたが、一流のさらに上を行く、世界レベルのジョッキーともなれば(特に深い芝で戦う欧州のジョッキーは)、重い芝で動けなかったというのは、自身の未熟を暴露するようなもので、決して口にはできない。折り合いを制御できない騎手は、真っ先に淘汰されることを、世界を渡り歩いて学んでいる(追っても進まない馬はどうしようもないけれど)。そのM・デムーロのさらに上に、ドバイ・シーマCの、ジェンティルドンナのムーアもいたりするのだが……。
なんて、netkeibaの予想でも記したが、コパノリチャードの二走前・阪急杯は、スタート後の3Fが12秒2―10秒7―10秒9(33秒8)、1000m通過が56秒1―1200m通過・1分7秒9という、6F重賞の決着タイムに匹敵するHペースを自らが演出し、悠々と後続を4馬身とチギる楽勝。良馬場でも悪かろうハズがない。
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