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函館記念の「なぜ荒れるのか?」を考える〜大石川大二郎/函館記念

  • 2014年07月14日(月) 18時00分



カギとなるのは巴賞

 函館記念というと「そこそこ荒れる!」とのイメージを持つ方も多いはずだ。

 結果は実にその通り。ここ3年1番人気は必ず馬券圏内を外し、逆に7番人気・8番人気といった伏兵馬たちが馬券に絡んで高配当を演出している。3連単でいえば10万、15万、40万円という払い戻しが続いているので、穴党にはちょっとたまらない魅力のあるレースとなってきているといえるだろう。

 では、その「荒れる」を「なぜ荒れるのか?」という視点に立って函館記念を分析してみよう。

「荒れる」ということは、人々が考えた通りに馬が走らなかった結果である。様々な事象やデータから、多くの予想家とファンが考えつくした“もっとも勝つ確率が高い”と思われる馬たちが走らなかった。その代わりに、さほど走らないだろうと期待の薄かった馬が上位にやってくる。

 数年に一度ならば収まりはいいが、函館記念では最近ずっとそんなことが起きている。だが、これを裏返せば、そもそも人々が作り出している人気そのものが間違いやすい傾向にあるのが函館記念、ともいえるのだ。私たちの頭の中の常識みたいなものがどこかで微妙に間違っているのが函館記念というレースなのだ。

 原因のひとつは

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No.1予想家(丹下日出夫、井内利彰、山崎エリカ、大石川大二郎、古澤秀和)が週替わりで重賞レースの展望を披露。思わぬ激走馬や消し馬など、馬券のヒントが盛りだくさん!

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