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総出走頭数が少ない今週のWIN5で的中を!

  • 2015年03月21日(土) 20時00分


 明日3月22日のWIN5は総出走頭数が65頭、総組み合わせ数が33万7920通り(土曜16時現在)。前回3月15日(101万6064通り)の1/3程度に止まっています。総組み合わせ数が35万通り未満だった日はこれまでに37回あり、そのうち過半数の20回は100万円未満の配当で決着。10万円未満の超低額配当決着も6回ありました。ちょうど3年前の阪神大賞典&スプリングS施行日である2012年3月18日(総組み合わせ数は33万8688通り、配当は1億9837万2040円)がそうだったように、高額配当決着となった例もなくはないのですが、基本的に数百万円〜億クラスの配当を狙いやすい状況とは言えません。

 もっとも、これは的中させやすい回であることの裏返し。仮に投資金額が数千円程度なら百万円前後の配当でも十分な成果と言えますから、もともとそのくらいの金額で勝負しているプレイヤーにとっては日頃の投資を回収するチャンスです。手頃な配当を効率的に狙っていきましょう。

◆スプリングSは絞って、阪神大賞典は波乱を期待

 1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の但馬S(阪神10R)。実績馬や前走好走馬が多く、支持は割れると思います。

 2レース目は4歳以上オープンの千葉S(中山10R)。今年1月のジャニュアリーSで好走したメイショウノーベル、レーザーバレットらが上位人気グループを形成しそうです。

 3レース目は4歳以上1000万下の小牧特別(中京11R)。比較の難しいメンバー構成ですが、4歳のコルサーレ、実績上位のシャドウウィザードあたりは一定の支持を集めるでしょう。

 4レース目は4歳以上GIIの阪神大賞典(阪神11R)。土曜16時の時点ではゴールドシップに人気が集中しており、ラストインパクト、ラブリーデイの2頭が続いていました。

 5レース目は3歳GIIのスプリングS(中山11R)。こちらは土曜16時の時点だとリアルスティールが人気の中心で、GIウイナーのダノンプラチナにも相応の支持が集まっています。

[伊吹式WIN5ランキング 2015年03月22日版]

1位 中山11R 6.リアルスティール
2位 中山10R 12.レーザーバレット
3位 中京11R 1.コルサーレ
4位 阪神10R 6.コウエイワンマン
5位 阪神11R 4.スズカデヴィアス
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 阪神11R 10.メイショウカドマツ
7位 阪神11R 1.ラストインパクト
8位 阪神10R 5.エアアンセム
9位 阪神10R 9.リヤンドファミユ
10位 中京11R 3.ザトゥルーエアー
【以上すべての馬を買うと18点買い】

11位 中山10R 5.メイショウノーベル
12位 阪神11R 8.ゴールドシップ
13位 阪神11R 7.ラブリーデイ
14位 阪神10R 7.モビール
15位 中京11R 5.ハドソンヤード
【以上すべての馬を買うと120点買い】

16位 中山10R 6.シゲルカガ
17位 中山11R 1.キタサンブラック
18位 中山11R 5.ブラックバゴ
19位 阪神10R 1.レコンダイト
20位 阪神10R 10.グッドスピリッツ
21位 中京11R 7.シャドウウィザード
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 中京11R 6.タマモネイヴィー
23位 中山10R 13.エーシンビートロン
24位 中山10R 14.ナンチンノン
25位 中山11R 8.ダノンプラチナ
26位 中山11R 3.ベルーフ
【以上すべての馬を買うと3750点買い】

 絞り込むなら5レース目のスプリングS(中山11R)。2005年以降は(阪神で行われた2011年も含めて)前走で4着以下に敗れていた馬が[0-4-0-55]、JRA、かつ芝1800mのレースにおいて4着以内となった経験のない馬が[0-3-2-69]、前走がJRAのレース、かつ前走の4コーナーを9番手以下で通過した馬が[0-0-0-26]と、それぞれ勝ち切れていません。これなら福永祐一騎手とリアルスティールのコンビを素直に信頼したいところです。なお、人気を考えるとキタサンブラックやブラックバゴも面白い存在ですが、5レース目ということもあり、あまり手を広げたくなければ単勝など他の式別でフォローした方がいいと思います。

 逆に、波乱の決着を期待できそうなのが4レース目の阪神大賞典(阪神11R)。2006年以降の9回に限ると、前走で6着以下に敗れていた馬は[0-3-2-38]、JRA、かつ2500m以上のレースで4着以内となった経験がない馬は[0-0-1-8]、6歳以上、かつ前年以前の阪神大賞典で3着以内となった経験がなかった馬は[0-1-3-36]と苦戦していました。人気が集中しそうなゴールドシップやラブリーデイよりも、減点材料のないスズカデヴィアス、芝3000m以上の重賞に実績があるメイショウカドマツ、ラストインパクトを重視すべきでしょう。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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