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80%堅い必勝パターンは今年使えない? 狙いは前走歴代1位を持つ“あの馬”〜大石川大二郎/ユニコーンS

  • 2015年06月15日(月) 18時00分



荒れないレース。でも昨年で潮目が変わった?

「ユニコーンSって、あまり荒れたというイメージがないなあ」と思いながら、過去10年データを振り返ってみると確かにその通りだった。昨年がちょっと荒れたかなという感じで、あとはビックリするようなデカい配当は出ていない。

 まあ、「荒れた、荒れない」の評価はそれぞれに違うので一概にはいえないが、過去10年で馬連で万馬券が一度も出ていないくらいなので「ユニコーンSは荒れるレースとはいえない」と言い切ってもいいだろう。

 過去10年のうち、最高配当となったのは昨年。

 断トツ1番人気アジアエクスプレスがぶっ飛んで、3番人気、4番人気、7番人気の決着だった。馬連8130円、3連単22万770円という結果。

 私自身、芝で3桁のタイム指数を3戦連続で出してきたアジアエクスプレスに自信の本命◎を打っちゃったので反省するべきところなのだが、改めて見直しても昨年のユニコーンSはタイム指数を基にしている私にとっては「当てるのは厳しい」類のレースだったかもなあとも思っている。

「前走芝を使った馬ってのはやっぱり厳しいのよ」なんていう人もいるだろうが、それは後出しの言い訳。実際08年には前走芝を使っていた馬が2、3着にきているわけだし、昨年のアジアエクスプレスの敗戦はほかのところに原因があったのだと認識している。

 さて今年は話題のブチコが出走。さらにはUAE帰りの馬もいるしで、注目は浴びそうな一戦となった。

 今年も堅いのか、それとも昨年に続いて荒れる方向に向かうのか? 過去に堅かったレースでも、荒れた年を潮目にガラッと傾向が変わることも競馬にはあるので、身を引き締めて予想に入りたいと思う。

 とはいえ、この『ユニコーンS』。レースデータを見返してみると、かなり偏ったオモシロ現象が見えてくるのだ。

やっぱり1番人気は強いって?

 カタい配当の裏には1番人気の活躍あり。というわけで1番人気馬は、やっぱり過去10年で8回も連対していた。例外は昨年と06年だけ。以外8回すべて1着か2着しているのだから、このレースは1番人気がそれなりに実力を発揮できる舞台なのである。1番人気だから本命にするべきだとは思わないが、馬券からまったく消去してしまうのはあまりにも暴挙。得策にはならない。

 今年はゴールデンバローズあたり(?)が1番人気になるのかもしれないが、まずはそこには注目しておくべきだろう。

 しかも、この1番人気馬。必ず

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No.1予想家(丹下日出夫、井内利彰、山崎エリカ、大石川大二郎、古澤秀和)が週替わりで重賞レースの展望を披露。思わぬ激走馬や消し馬など、馬券のヒントが盛りだくさん!

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