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総出走頭数が少なめの今週のWIN5を攻略する!

  • 2015年08月08日(土) 20時00分


 明日8月9日のWIN5は総出走頭数が69頭、総組み合わせ数が45万9000通り(土曜16時現在)。前回8月2日(40万9500通り)に引き続き、やや少なめのメンバー構成となりました。

 夏季競馬も中盤から終盤に差し掛かっているところですが、改めて2015年、かつ夏季競馬のWIN5対象レースにおける騎手別勝利数(8月2日終了時点。以下同)を集計したところ、トップは4勝をマークした武豊騎手とM.デムーロ騎手。3勝している岩田康誠騎手、川田将雅騎手、戸崎圭太騎手、C.ルメール騎手が3位タイとなっており、以上の6名が勝ったレースだけで全45レースのうち20レースを占めています。なお、この6名はいずれも今年のJRA騎手リーディングでベスト10入りを果たしているジョッキー。C.ルメール騎手(10位)を除く5名の順位はそれぞれ7位以内です。結果的に高額配当決着となった回も少なくありませんが、トップジョッキーはそれぞれ普段以上に健闘している印象。こうした流れも買い目作りの参考にすべきかもしれません。

◆レパードSはクロスクリーガーをやはり信頼

 1レース目は3歳以上1000万下の別府特別(小倉10R)。前走で好走したオヒア、デンコウヒノマル、フェブノヘアあたりが上位人気グループを形成するのではないかと思います。

 2レース目は3歳以上1000万下の驀進特別(新潟10R)。比較の難しいメンバー構成ですが、1回新潟の邁進特別で好走したエイシンテキサス、プリンセスムーン、3歳のモルジアナあたりが注目を集めそうです。

 3レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のUHB賞(札幌11R)。高齢馬や前走で大敗を喫してしまった馬が多く、支持は割れるでしょう。

 4レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の小倉記念(小倉11R)。土曜16時の時点ではマローブルーの人気がやや抜けており、アズマシャトル、ウインプリメーラ、パッションダンス、ベルーフ、メイショウナルトが続いていました。

 5レース目は3歳GIIIのレパードS(新潟11R)。こちらは土曜16時の時点だとクロスクリーガー、ゴールデンバローズが人気の中心です。

[伊吹式WIN5ランキング 2015年08月09日版]

1位 新潟11R 9.クロスクリーガー
2位 小倉11R 6.マローブルー
3位 札幌11R 5.ホウライアキコ
4位 小倉10R 9.デンコウヒノマル
5位 新潟10R 15.ファンファーレ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 新潟10R 14.ヨシカワクン
7位 新潟10R 4.モルジアナ
8位 新潟10R 3.プリンセスムーン
9位 小倉10R 7.キタサンエピソード
10位 札幌11R 6.スギノエンデバー
【以上すべての馬を買うと16点買い】

11位 小倉11R 5.ベルーフ
12位 新潟11R 12.ダノンリバティ
13位 新潟10R 10.エイシンテキサス
14位 小倉10R 1.フェブノヘア
【以上すべての馬を買うと120点買い】

15位 札幌11R 11.ルチャドルアスール
16位 札幌11R 12.エポワス
17位 小倉11R 13.メイショウナルト
18位 新潟11R 8.カラパナビーチ
19位 新潟11R 7.ライドオンウインド
20位 新潟10R 6.ロマネクイーン
21位 小倉10R 6.クーファナイン
【以上すべての馬を買うと1152点買い】

22位 小倉10R 8.オヒア
23位 札幌11R 1.ネオウィズダム
24位 札幌11R 7.レッドオーヴァル
25位 小倉11R 1.パッションダンス
26位 小倉11R 10.クランモンタナ
27位 新潟11R 1.ゴールデンバローズ
【以上すべての馬を買うと4500点買い】

 過去のレース傾向を見る限り、5レース目のレパードS(新潟11R)は大胆に絞り込んで良さそう。同年の3月以降、かつJRA、かつ1800mのレースで3着以内となった経験がない馬は2009年以降[0-0-1-29]、同じく同年の3月以降、かつJRA、かつ1000万下から上のクラスのレースで3着以内となった経験がない馬は2009年以降[0-1-1-46]と、それぞれ勝ち切れていません。以上の条件をクリアしている馬は何頭かいますが、注目はやはり岩田康誠騎手とクロスクリーガーのコンビ。このメンバー構成なら実績上位ですし、スムーズにレースを進められる可能性も高いと思います。

 手を広げるなら2レース目の驀進特別(新潟10R)。昨年の2回新潟芝1000m直は、3歳以上のレースに限ると、57kg以上の負担重量を課された馬が[0-1-1-16]と苦戦していました。また、馬番が1〜10番だった馬も[3-3-3-60]といまひとつ。今開催も現在のところほぼ同様なので、外めの枠に入ったファンファーレ、ヨシカワクン、負担重量が軽いプリンセスムーン、モルジアナあたりをマークしておきたいところです。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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