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　明日7月17日のWIN5は総出走頭数が65頭、総組み合わせ数が31万9488通り(土曜16時現在)とかなり少なめ。3連単(18頭立てなら総組み合わせ数は4896通り)より3連複(同じく18頭立てなら816通り)の方が平均配当は低いのと同じ理屈で、今回は低額配当決着となる可能性がそれなりに高いと見るべきでしょう。もっとも、2016年の結果を振り返ってみると、総組み合わせ数が32万通り未満だった計6回はすべて100万円以上の配当で決着。少頭数らしからぬ結果ばかりなのですが……。

　また、明日7月17日は2〜3レース目が16頭立ての多頭数になった点もポイント。1レース目のシンガポールTC賞が8頭立てということもあり、この2〜3レース目を手広く構えようと考えるプレイヤーが多いのではないかと思います。ただ、終盤の4〜5レース目も混戦模様で、ここが高額配当の主要因になる可能性もありそう。各レースの見立て次第ではありますが、場合によっては2〜3レース目もそれなりに絞り込んだ方がいいのかもしれません。

◆バーデンバーデンCは8枠の2頭が中心

　1レース目は3歳以上1000万下のシンガポールTC賞(中京10R)。デビューから3連勝中のパフォーマプロミスが注目を集めそうです。

　2レース目は3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別(福島10R)。3歳のヨンカーらが上位人気グループを形成するのではないかと思います。

　3レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の函館記念(函館11R)。土曜16時の時点ではバイガエシ、レッドレイヴンあたりに支持が集まっていました。

　4レース目は3歳以上オープンのジュライS(中京11R)。比較の難しいメンバー構成で、人気が割れるかもしれません。

　5レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のバーデンバーデンC(福島11R)。高齢馬や前走で大敗を喫してしまった馬、昇級初戦の馬が多く、こちらも人気は割れるでしょう。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年07月17日版]

1位 函館11R 6.マイネルミラノ
2位 福島11R 12.ジャストドゥイング
3位 中京11R 7.マスクゾロ
4位 中京10R 4.パフォーマプロミス
5位 福島10R 13.ヨンカー
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 福島10R 4.ヒカリブランデー
7位 中京10R 5.ジュンスパーヒカル
8位 中京11R 11.モルトベーネ
9位 福島11R 13.アットウィル
【以上すべての馬を買うと16点買い】

10位 函館11R 7.マイネルフロスト
11位 福島10R 16.マハロマナ
12位 中京10R 7.コウエイワンマン
13位 中京11R 2.サンマルデューク
【以上すべての馬を買うと108点買い】

14位 福島11R 4.ゴーイングパワー
15位 函館11R 3.レッドレイヴン
16位 福島10R 5.サビーナクレスタ
17位 福島10R 11.サウスキング
18位 福島10R 2.アヴァール
19位 福島10R 14.ボーンレジェンド
20位 中京10R 2.パドルウィール
21位 中京11R 10.ブライトアイディア
【以上すべての馬を買うと1008点買い】

22位 中京11R 1.ピンポン
23位 福島11R 5.コスモドーム
24位 福島11R 2.ゴールデンナンバー
25位 函館11R 4.バイガエシ
26位 函館11R 2.トーセンレーヴ
【以上すべての馬を買うと3500点買い】

　3レース目の函館記念(函館11R)は枠順が最大のポイント。「枠番が5〜8枠」だった馬は2010年以降[0-2-2-44]と苦戦しています。また「前走が“JRAの重賞”ではなかった馬」も2010年以降[1-3-2-44]といまひとつ。さらに「“同年の巴賞”において4着以内となった経験がある馬」は2010年以降[0-0-0-10]と好走例すらありません。注目は丹内祐次騎手とマイネルミラノのコンビ。8着に敗れた昨年の函館記念出走時とは枠順や臨戦過程が違いますし、このメンバー構成なら展開にも恵まれそうです。

　5レース目のバーデンバーデンCは距離適性を重視したい一戦。中山芝1200m外で施行された2011年を含め、「“前年か同年、かつJRA、かつ1000万下から上のクラス、かつ芝1200mのレース”において連対経験がなかった馬」は2009年以降[0-0-2-42]と苦戦していました。また、同じく2009年以降の傾向を見ると、「前走の4コーナー通過順が2番手以内だった馬」は[0-2-0-16]、「馬番が1〜4番だった馬」も[0-0-2-26]。これなら、外寄りの枠に入ったアットウィル、ジャストドゥイングを重視するべきだと思います。