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バンドワゴンの半弟・スワーヴリチャードらがデビュー!

  • 2016年09月05日(月) 18時00分


【栗東】
◆カデナ(牡、父ディープインパクト、母フレンチリヴィエラ、栗東・中竹和也厩舎)

 半兄に2009年京王杯SCを勝ったスズカコーズウェイ(父Giant's Causeway)がいる血統で、本馬は2014年セレクトセール当歳にて、3500万円(税抜)で落札されている。春にゲート試験合格の後、大山ヒルズに戻っている。

「当時はまだまだ物足りないところがあったので、一旦牧場に戻しましたが、ひと夏を越しての成長が顕著。休ませて正解でしたね」と中竹和也調教師。その言葉通り、坂路での追い切りではしっかり動けており、8月31日の坂路では4F54.0秒をマークして、追走したエッシャーに先着。追い切り本数は少なくても、確実に動きが良くなっていることが見た目に分かる。デビュー戦は9月10日(土)阪神芝1600mを武豊騎手で予定している。

◆イリスファルコン(牝、父ダイワメジャー、母ナナヨーティアラ、栗東・安田隆行厩舎)

 半兄に芝で5勝を挙げているメイショウライナー(父キングヘイロー)や2015年関東オークスでホワイトフーガの2着の実績があるポムフィリア(父フォーティナイナーズサン)がいる血統。

 本馬は7月22日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。8月に入ってゲート試験に合格した後は坂路で追い切りを重ねている。8月17日に4F52.2秒を馬なりでマークしたと思えば、8月24日には4F51.4秒をマーク。いずれも併せ馬で追走先着しており、かなり前向きな走りができている。「追い切りを重ねるごとに動きが良くなってきましたが、もっと良くなってくる余地のある馬。ただ、ここまでじっくりと仕上げてきているので、デビュー戦には自信を持って送り出したいですね」と安田隆行調教師。9月10日(土)阪神芝1400m(牝)を武豊騎手でデビューする予定となっている。

◆スワーヴリチャード(牡、父ハーツクライ、母ピラミマ、栗東・庄野靖志厩舎)

 半兄バンドワゴン(父ホワイトマズル)は芝マイル〜中距離で3勝を挙げており、本馬は2014年セレクトセール当歳にて、1億5500万円(税抜)で落札されている。栗東入厩後は7月28日にゲート試験に合格。その後も栗東在厩で調整が進められている。

 8月上旬は坂路での追い切りが中心、それ以降はCWでの追い切りを中心に行っているが、併せ馬では常に古馬500万下を相手にして、しっかり負荷がかけられている。8月31日のCWでは終い重点とはいえ、スワーヴアーサーを追走して同入。本数も強さもしっかりとしているだけに、中身も出来ているだろう。9月11日(日)阪神芝2000mを四位洋文騎手でデビューする予定。

◆デリスモア(牝、父ワークフォース、母アルティマトゥーレ、栗東・大久保龍志厩舎)

 半姉アルティマブラッド(父シンボリクリスエス)は芝短距離で3勝を挙げており、母は現役時代に2009年セントウルSなどスプリント重賞で2勝を挙げている。そして、おじには2008年皐月賞を優勝したキャプテントゥーレや今年の小倉記念を優勝したクランモンタナがいる血統。

 本馬は6月にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、7月30日にグリーンウッドから栗東へ入厩。最初の坂路での追い切りから4F52.9秒をマークして、スピードのあるところを見せている。そして8月25日には4F51.8秒、1F12.4秒と新馬としてはトップクラスの時計をマークした。9月1日のCWではレースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、クィーンズベストとサンデーウィザードの併せ馬を後ろから見る形。一応、併せ馬だったが、ジョッキーが無理して追いつこうとしなかったので、結果的には遅れている。しかし、動き自体は余裕があり、この遅れは心配ないだろう。むしろ6Fからきっちり時計を出してきたことで、デビュー戦からきっちり力を出せそうな仕上がりになった。デビュー戦は9月10日(土)阪神芝1400m(牝)を予定している。

◆メリオラ(牡、父Giant's Causeway、母Stop Traffic、栗東・中竹和也厩舎)

 日本で活躍した父産駒には、2011年マイルCSを勝ったエイシンアポロンや2012年小倉大賞典を勝ったエーシンジーラインなどがいる。

 本馬は7月にゲート試験合格の後、一旦放牧に出されている。「ゲート試験に合格した時点では幼かったので、一旦放牧に出しました。戻ってきてからは成長を感じますね」と中竹和也調教師。8月31日の坂路ではレースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、新馬を追走して最後は差を詰め切れなかった。時計も4F55.1秒と平凡だが、坂路で動けるタイプでもなさそう。デビュー戦は9月11日(日)阪神芝2000mを予定しているので、実戦での走りに注目したい。

【美浦】
◆サイレントサード(牡、父タニノギムレット、母アートオブダンサー、美浦・黒岩陽一厩舎)

 5月の千葉サラブレッドセールで主取りになったが、公開調教では2F23.5秒の最速時計を記録していた。3代母は愛1000ギニー2着馬。一族からは重賞4勝のエアエミネム(札幌記念、神戸新聞杯、オールカマー、函館記念)、ステイヤーズS2着のアラバンサが出ている。ここ2週の追い切りでは年長馬に先着しており、ひと追い毎に気配が上向いてきた。「ゲート試験に受かってからは育成場で乗り込み、じっくりと進めてきました。千葉セリの公開調教でも1番時計を出していたぐらいだし、背中の感じがいいですね」と黒岩陽一調教師。9月11日(日)、中山の芝2000mを田辺裕信騎手で予定している。

◆スギノエンプレス(牝、父エンパイアメーカー、母スギノフォルモーザ、美浦・斎藤誠厩舎)

 サンデーサイレンス産駒の母はダート1800mで3勝。いとこにヴァーミリアン、ソリタリーキング、サカラート、キングスエンブレムがおり、配合的にもダート適性は高い。9月1日の追い切りは3頭併せの最後尾から追走して最先着と力強い動きを見せた。「十分に乗り込んできたし、仕上がりは順調。持久力型でワンペース気味な走りをするし、血統的にもダート向きだと思います」と斎藤誠調教師。9月11日(日)、中山のダート1800mを柴山雄一騎手で予定している。

◆ダンスウィズユー(牝、父シンボリクリスエス、母ステイウィズユー、美浦・木村哲也厩舎)

 現4歳(1000万下)の異父兄ブラックバゴは2歳時にホープフルS3着、3歳時に京成杯2着の戦歴がある。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で調整され、8月18日に再入厩してきた。24日の追い切りでは重賞ウイナーのゼーヴィントに胸を借り、長めから追走して同入。31日にも古馬のボルゲーゼを追走して同入しており、仕上がり自体は順調に進んでいる。「500キロを超す大型牝馬で立派な体格。まだキョロキョロとしたりして走りに集中できていないところがあるけど、いかにもシンボリクリスエス産駒らしい感じですね。そのあたりは慣れてくれば変わってくるでしょう。大きなフットワークからも長めの距離が良さそうなタイプ。上も走っているし、まだまだ成長すると思います」と木村哲也調教師。9月11日(日)、中山の芝2000mを柴山雄一騎手で予定している。

◆ロジベスト(牡、父キングズベスト、母ワイメアビーチ、美浦・古賀慎明厩舎)

 伯父にタートルベイ(中央5勝、地方8勝)、伯母にラジオNIKKEI賞3着のステラマドレード、いとこにオープン勝ち(万葉S)のマドリードカフェがいる。2014年のセレクトセールで1200万円(税抜)で落札された。8月31日、9月4日の追い切りでは古馬と併せて同入しており、順調な仕上がりを見せている。「キングズベスト産駒にしては気難しさがなく、追い切りの動きを見る限り、一本調子という感じでもなさそう。タイプ的に中山のマイル戦は合いそうなイメージですね」と古賀慎明調教師。9月10日(土)、中山の芝1600mを内田博幸騎手で予定している。

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栗東担当:井内利彰 「競馬予想TV!」に出演中の調教捜査官。調教主体や厩舎取材の予想を提供中。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」など。

美浦担当:竹之内元 大学に通うため、東京競馬場から徒歩3分のアパートに住んだことで転落人生を歩み出した38歳ライター。POGでは中山大障害勝ちのメルシータカオー指名が自慢。

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