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藤原英昭調教師(JRA)をお手本に 中西達也調教師(高知)の「TNレボリューション」

  • 2018年11月06日(火) 18時01分
馬ニアックな世界

▲中西調教師と筆者、このオシャレな場所はいったい…!?


最近、地方競馬にキレイな厩舎が増えてきています。中でもオシャレな厩舎の一つが高知競馬場にある中西達也厩舎。開業して1年2カ月ながら西日本ダービー(地方全国交流)など重賞6勝で、高知を代表する生え抜き馬・フリビオンを管理します。忙しい合間を縫ってまでなぜ厩舎をリノベーションしようと思ったのでしょうか。そのポリシーは、JRA調教師リーディングを走る藤原英昭調教師の思いにも通じる部分がありました。


厩舎初勝利は重賞レース


 暗闇にナイター照明が輝く高知競馬場。

「いや〜シビれたねぇ。2、3着は嫌だな〜、どっちか勝って! と願ったよ」

 ほくほく笑顔で重賞・黒潮菊花賞を振り返ったのは中西達也調教師。管理馬2頭を送り込み、アウトスタンディンが優勝、ヴァリヤンツリが3着でした。

 中西師は1987年に中津(大分県、廃止)で騎手デビュー後、高知に移籍。通算2597勝を挙げ、2000勝ジョッキーが集うゴールデンジョッキーカップ(園田)では優勝もしました。

 現役生活も晩年に近づいた頃、1頭のフリオーソ初年度産駒に出会います。名前はフリビオン。前年から高知競馬で再開された新馬戦を勝利すると、勝ち負けを繰り返しながらも2歳重賞を2勝。3歳になり、体質がしっかりしてくると5連勝で世代No.1を決める高知優駿(地方全国交流)を優勝しました。

「ダービーを勝った時はこみあげてくるものがありました」

 滅多にしないというガッツポーズで高知優駿のゴールを迎えた中西師。実はその直後、調教師試験を受けることをすでに決意していたのです。

「これがラストダービーかもしれない」という思いと、「デビューから共に戦ってきたフリビオンに勲章を」という思い。さまざまな思いを抱えながらの勝利だったのです。

 そして高知優駿から約1カ月後、中西師は調教師試験に見事合格。オーナーの理解もあり、騎手として所属もしていた炭田健二厩舎からフリビオンを譲り受け、厩舎を開業しました。

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競馬リポーター。競馬番組のほか、UMAJOセミナー講師やイベントMCも務める。『優駿』『週刊競馬ブック』『Club JRA-Net CAFEブログ』などを執筆。小学5年生からJRAと地方競馬の二刀流。神戸市出身、ホームグラウンドは阪神・園田・栗東。特技は寝ることと馬名しりとり。

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