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ジャパンCは東京や京都のGIにおける実績がポイント

  • 2018年11月24日(土) 20時00分
 ジャパンCデイの明日11月25日は、各レースの発走予定時刻が普段とは異なります。WIN5対象レースは14時25分発走予定のシャングリラ賞(東京9R)から15時40分発走予定のジャパンC(東京11R)までで、京阪杯(京都12R)は含まれていません。また、WIN5の発売締切時刻は14時20分(JRAダイレクトは14時15分)となる見込み。先週よりも早くなっておりますので、お買い逃がしのないようご注意ください。

 なお、明日11月25日のWIN5は総出走頭数が70頭、総組み合わせ数が50万1760通り(土曜16時現在)。総組み合わせ数自体は決して少なくないものの、断然の支持を集めそうな馬が何頭かおり、極端な低額配当で決着する可能性もそれなりに高そうです。ただ、人気順のはっきりしているレースが多ければ多いほど、買い目作りのポイントは見えやすくなるもの。5レースすべてで上位人気馬を選ぶような買い方は推奨できませんが、すべての上位人気馬をいたずらに嫌うのも効率が悪いので、全体のバランスなども考慮しながら予想を進めていきましょう。

オータムリーフSはキャリアの浅い伏兵に注意



 1レース目は3歳以上1000万下のシャングリラ賞(東京9R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

 2レース目は3歳以上1600万下の渡月橋S(京都10R)。3歳、かつ実績上位のアマルフィコーストに支持が集まると思います。

 3レース目は3歳以上1600万下のウェルカムS(東京10R)。前走で2着に健闘したエンヴァール、レッドローゼスらが人気の中心となりそうです。

 4レース目は3歳以上オープンのオータムリーフS(京都11R)。こちらも比較の難しいメンバー構成ですが、通算6戦4勝でオープン入りを果たしたコパノキッキングがかなりの注目を集めるでしょう。

 5レース目は3歳以上GIのジャパンC(東京11R)。土曜16時の時点ではアーモンドアイが断然の支持を集めており、キセキ、サトノダイヤモンド、スワーヴリチャードが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年11月25日版]

1位 東京11R 1.アーモンドアイ
2位 京都10R 2.アマルフィコースト
3位 東京10R 7.アップクォーク
4位 東京9R 6.アメリカンファクト
5位 京都11R 11.ゴールドクイーン
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 京都11R 16.メイショウヒサカタ
7位 京都11R 8.モルトアレグロ
8位 京都11R 10.コパノキッキング
9位 東京9R 16.アーバンイェーガー
10位 東京9R 2.ハルクンノテソーロ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

11位 東京10R 3.イストワールファム
12位 京都10R 12.フィアーノロマーノ
13位 東京11R 3.サトノダイヤモンド
14位 京都11R 15.テーオーヘリオス
【以上すべての馬を買うと120点買い】

15位 東京9R 12.バスカヴィル
16位 東京10R 4.レッドローゼス
17位 京都10R 1.カイザーバル
18位 東京11R 11.スワーヴリチャード
19位 京都11R 2.ワンダーリーデル
20位 東京9R 13.ダンケシェーン
21位 東京9R 10.レピアーウィット
22位 東京10R 1.マイネルファンロン
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 東京10R 8.チカノワール
24位 京都10R 5.ヤマカツグレース
25位 京都10R 9.ニシノキントウン
26位 東京11R 8.キセキ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 5レース目のジャパンC(東京11R)は東京や京都のビッグレースで善戦したことのある馬が中心。「“東京ならびに京都、かつGIのレース”において4着以内となった経験がない馬」は2009年以降[0-0-0-65]と苦戦しています。また「“同年4月以降、かつJRA、かつGIならびにGIIのレース”において4着以内となった経験がない馬」も2009年以降[0-0-1-66]と勝ち切れていません。さらに「出走数が26戦以上だった馬」は2009年以降[0-0-0-40]。これらの条件を高いレベルでクリアしているアーモンドアイとサトノダイヤモンドが有力候補です。ただ、アーモンドアイがこのまま断然の単勝1番人気となるようであれば、「WIN5はアーモンドアイの一頭勝負」「4レース目を突破した後に保険としてサトノダイヤモンド(もしくは有力と見た馬)の単勝を買う」といった作戦も検討すべきでしょう。

 4レース目のオータムリーフS(京都11R)はキャリアの浅い馬が優勢。「出走数が21戦以上だった馬」は2014年以降[0-2-1-34]と安定感を欠いていました。なお「前走の着順が10着以下だった馬」は2014年以降[0-0-1-23]、「“同年、かつJRA、かつ中山を除く競馬場のレース”において優勝経験のない馬」は2014年以降[0-1-0-33]。人気を集めそうなコパノキッキングはもちろん、同じ3歳のゴールドクイーン、メイショウヒサカタ、モルトアレグロあたりにもチャンスはあると思います。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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