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前走1番人気1着馬に注目

  • 2005年09月12日(月) 13時36分
 セントライト記念は重賞といえども上がり馬がいきなり活躍する余地のあるレースだが、前走の1着馬についてはひとつの法則があり分かりやすい。

 これは上がり馬に限らず、たとえ前走重賞を勝った馬であろうがダービーを勝った馬であろうが、「前走1着馬」に共通した傾向である。

 前走1番人気1着の馬は、過去10年のセントライト記念で[2-1-1-8]。前走2番人気1着の馬は[2-2-1-7]。3番人気以下で1着した馬から連対馬は出ていない。3番人気1着は[0-0-1-5]で3着馬は1頭出ているが、4番人気以下1着からは馬券に絡んだ馬が出ていない。

 今回、登録馬の中に前走1着馬は8頭いる。

【前走1番人気】
カンペキ      500万下(芝2200m)
コンラッド     ラジオたんぱ賞(芝1800m)
トップガンジョー  1000万下(芝1600m)
ピサノパテック   500万下(芝2000m)
フサイチアウステル 1000万下(芝2000m)
マチカネキララ   500万下(芝2000m)

【前走3番人気】
セイカチューバ   500万下(ダート1700m)

【前走4番人気以下】
マルブツライト   1000万下(芝2000m)

 今年は前走1番人気1着馬が6頭もいるのでさらにそこからの取捨が必要になるが、コンラッドでは配当に限界があり、500万下組では敷居が高くなる。

 バランスがいいのは1000万下組のトップガンジョーとフサイチアウステルということになる。

 セントライト記念、中山芝2200mというコースは基本的に先行タイプ有利なので、フサイチアウステルにより強い魅力を感じる。菊花賞の3000mになるとさすがに長いだろうが、2200mは成績が示す通りに十分守備範囲だ。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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