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前走1、2番人気馬重視

  • 2005年10月24日(月) 10時35分
 今年の天皇賞にあたり、私があちこちで書いてきたのが、「前走1番人気・2番人気馬が強い」ということである。
 
 前走着順で見るとほとんど傾向が無いのに対し、前走人気順別だとこんな感じ(過去10年、以下同様)。

前走人気     着度数
1番人気     [8-7-1-22]
2番人気     [2-1-4-17]
3番人気     [0-0-1-25]
4番人気     [0-0-3-19]
5番人気     [0-0-0-7]
6〜9番人気   [0-2-1-32]
10番人気以下  [0-0-0-8]
 
 勝率やら回収率やらを出さなくても、買うべき方向性は見えている。2着には多少紛れもあるが、基本的には前走1・2番人気馬を中心に据えるべきレースだ。

 アグネスデジタルでさえ4番人気だったのだから、特に1着はひねりにいくと失敗しそうだ。

 さて、前走上位人気馬が良いにしても、一方で確認しておかねばならないことがある。それは、「そもそも、前走3番人気以下ながら天皇賞秋で上位人気になっていたような馬はいるのか?」ということである。

 実は、それほど多くはない。前走3番人気以下で本番1番人気という馬はゼロ。
 
 以下、前走3番人気以下で本番○番人気という馬は……。

2番人気 99年ツルマルツヨシ8着
3番人気 [0-0-1-4]
4番人気 [0-0-0-2]
5番人気 [0-1-3-4]

 とりあえず連対を期待するのはやめておき、3着で狙うのは配当しだい(偶然もあるとはいえ5番人気が3頭3着しているし)というところだろうか。

 今回対象になってくる可能性があるのはアサクサデンエン、サンライズペガサス、スズカマンボあたり。この馬たちは、打っても△というところか。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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