「う、うそでしょ？」

　ゴール前、私はそう叫んでいました。

　1着10番人気△ハヤヤッコ。最終的に本命◎を打ったビルジキールがどこにもいなかったのになぜ私はそこまで悔しかったのか？

　それは最初に◎本命を打ったのがハヤヤッコだからです(ウソじゃありません)。理由は昨年の【教訓】から。「でも◎ハヤヤッコは狙いすぎかなあ…」と思い直し、次に本命候補にしたのは○デルマルーヴル。しかしそれも「人気馬もなあ…」と思い直し、最終的にハズレ本命を引いてしまったというわけです。

「初心貫徹で本命を変えていなければ…」

　はい。今週はこっぴどく反省しなければなりませんね。　

【検証ナンバー197】
サンプルレース名/2019年08月04日(日)新潟11R・レパードS(GIII)ダート1800m

【レース前状況】
　夏本番となった暑く晴れた週末。ダートも乾ききった新潟。1番人気になったのはデルマルーヴル(吉田隼)。前走『JDダービー』でクリソベリルの2着からの前進あり。2番人気はヴァイトブリック(戸崎圭)。前走11着大敗も地力に期待感あり。3番人気に3連勝中のサトノギャロス(川島)。以下、人気はエルモンストロ(三浦)、ビルジキール(内田博)、ブラックウォーリア(国分恭)と続いていた。

【レース結果】
1着ハヤヤッコ　　　　　　牡3(10番人気)田辺
2着デルマルーヴル　　　　牡3(1番人気)吉田隼
3着トイガー　　　　　　　牡3(11番人気)宮崎

【払い戻し】
単勝　2400円
枠連　1070円
馬連　5220円
馬単　1万3530円
3連複　3万3600円
3連単　27万9040円

昨年【教訓】から「芦毛馬」がいいというのは感じていたけど？

　今週はいろいろとトピックスがあった…。

　まずディープインパクトの逝去。多くの競馬ファンがそうであるように、私もいろいろと深い思い出がある馬だ。仕方ないこととはいえ残念ではある。産駒と後継種牡馬たちの活躍を期待したい。

　そして日曜日。札幌でルメールが大爆発(8勝＆10馬券圏内！)。

　最終レースの予想コメントには「ここもルメール鞍上馬が平均値トップ。今週ルメールはどれくらい勝っているのだろうか」と書いたが、とにかく今週土日を通じてルメールは平均値順でトップの馬ばかりに乗っていたのだ。これは「平均値トップ馬に能力上位の騎手が乗ると来る！」というタイム指数の正確さの証明でもあるように思う。

　さてそれでは『レパードS』の反省に入ろう。

　昨年からの【教訓】としてはまず「オープンクラス勝ちの馬が中心」というのがあった。しかし今年は該当馬なし。さらにこのレースは「指数どおりに決まらない」ということ。次に「暑さの影響を受けにくいといわれる芦毛馬がいい？」という項目もあった。そこで最初目に入ったのが白毛馬ハヤヤッコ。「芦毛よりは白毛でしょう」というジャッジだ。

的中の『小倉記念』は前走値より平均値！

　ハヤヤッコは平均値92で5位。併せて前走値99で距離値92。抜けて良いわけじゃないが悪くもない。ただ本命にできるまでの強調材料が「白毛」しかなかったのだ。よって弱気になって△止まりとなる。

　デルマルーヴルにしても同様。こちらも数値としてはハヤヤッコと同レベル。ならば100台を連発している平均値92の◎ビルジキールだろうというわけだ。完全なる失敗。人気にビビったわけじゃないが、夏の競馬はもう少し思い切りを出さないといけないということだろう。

　あとは3着トイガーはかなり拾いづらい1頭だということ。「ない」とはいえない馬だが、△でも拾い切れない馬。前提的にここは非常に難しいレースであった。

　一方、『小倉記念』のほうは昨年同様に「平均値順」が機能した。シンプルに平均値トップ馬◎メールドグラースに本命を打ち、平均値6位同位のなかから近2走数字が良かった☆カデナもキッチリ拾えて的中。反省しなければいけないのは3着ノーブルマーズを△にしてしまったこと。平均値2位の馬は○か▲が妥当だったろう。「小倉記念は前走値よりも平均値重視！」これは来年も確認しておきたい。

【今週の教訓】
●『レパードS』はやっぱり芦毛＆白毛が有利？
●でもやっぱりタイム指数は機能しづらい。思い切って◎を決めろ！
●『小倉記念』は今年も平均値機能でOK！　前走値よりは平均値重視で！