ジャパンカップになると毎年同じことを書いているが、自分でその掟を破っては失敗してきた経緯もあるので、再度認識するためにも改めて書いてみる。
まず、◎は日本馬から選ぶ。当然だろと言われそうだが、JCとなるとせっかくだから外国馬を買いたくなってしまい、アンジュガブリエル本命といった、不可思議な行動をとったりしてしまうこともある(というか、自分の話なわけだが)。
そしてその日本馬だが、基本的には人気に素直な買い方がよい。最近やや傾向が崩れてきたが、日本馬の中で人気上位4頭に入らない馬が連対する可能性はかなり低い。人気順のさらに下のほうにアプローチしていくよりは、4頭の中で扱う順番を工夫するほうがベターだろう。
ここでいきなり結論じみた話になるが、◎はゼンノロブロイでいいのではないかと思う。前走は人気を背負った立場だっただけにスローペースでもうかつに動けず、さらに外を回った上で2着。牝馬に負けたのは不甲斐なく見えるかもしれないが、内容は十分だ。
天皇賞秋組ではその後、スイープトウショウとハットトリックという、「展開に殺されながらもそれなりの着順にきた馬」がGIを勝っている。その流れでいくと、ハーツクライも侮れない存在になりそうだ。
一方外国馬だが、近年の内容を考えると、▲と△に1頭ずつ選ぶくらいが限界か。
外国馬は、2回目以降の参戦には成功例がほとんどなく、また最近では牝馬が不振。ウォーサンとウィージャボードが消えて残り4頭。
欧州馬2頭と米国馬2頭になるが、今年のBCターフ(欧州馬が上位独占)を見る限り欧州馬が優位だろうし、そもそもベタートークナウのBCターフ(04年)はかなり恵まれた勝利でもあった。
となると、バゴとアルカセットということになる。後者は日本適性を示すものが成績中に無い馬だが、昨年見せ場を作ったポリシーメイカーも同様であった。