スマートフォン版へ

パターン再び? 相性抜群『セントウルS』VS解析難解『京成杯オータムH』

  • 2019年09月09日(月) 12時00分

(C)netkeiba.com、撮影:下野雄規


「台風がくるぞー!」

 天気予報は報ずるも、結局日曜日レース開催時間は、高温&カリカリの好天気に。もう、暑い暑いって感じでした。台風15号は日曜日夜から。凄い台風でした。

 というわけで東西ともメインの馬場は良。開幕週。中山『京成杯オータムH』は1分30秒3、阪神『セントウルS』は1分06秒7という驚きのWレコードタイム決着となりました。

 予想成績としては『セントウルS』○、『京成杯オータムH』×という結果。コレ「やっぱりねー」という毎年のパターン。来年は再びW的中といきたいものですが…。

【検証ナンバー202】
サンプルレース名/2019年9月8日(日)中山11R・京成杯オータムH(G3)芝1600m

【レース前状況】
台風15号接近もあって開催も危ぶまれた日曜日の中山。結局、嵐の前の快晴での競馬となった。開幕週で芝はかなりいい状態である。1番人気は3歳グルーヴィット(松山)。中京記念1着が評価された模様。2番人気は同じく中京記念2着の3歳クリノガウディー(戸崎圭)。3番人気はプロディガルサン(三浦)。休み明けも中山コースも相性抜群。4番人気にはトロワゼトワル(横山典)。最軽量52キロは有利。5番人気はディメンシオン(北村宏)。人気は以下、ロードクエスト(Mデムーロ)、プールヴィル(秋山)と続いていた。

【レース結果】
1着トロワゼトワル  牝4(4番人気)横山典
2着ディメンシオン  牝5(6番人気)北村宏
3着ジャンダルム   牡4(10番人気)藤井勘

【払い戻し】
単勝 720円
枠連 1200円
馬連 3230円
馬単 5760円
3連複 3万9070円
3連単 18万0560円

2つの【教訓】から片方だけが正解だった?


『京成杯オータムH』の【教訓】はいくつかありますが、なかでも大事だと思っているのは…

1.平均値トップ馬&前走値トップ馬が軸候補!
2.前走『関屋記念』での指数トップ馬!

 今年、平均値トップだったのはロードクエスト。前走値トップはクリノガウディー。前走『関屋記念』指数トップだったのはディメンシオン。それぞれ順に印を◎・○・▲とシンプルに打った。

 で、ゴール前。

「おいおい。正解は関屋記念指数トップ馬やんけー!」と叫ぶ私。

 結果としては◎はディメンシオンが正解。同馬は平均値では5位に過ぎないが、前走値はトップとわずか1差の2位だったのだ。

 ということで「平均値トップ馬も前走値トップ馬も機能しなかった」というのが今回の結果。かわりに「平均値&前走値そこそこの前走関屋記念トップ馬」が機能したレースとなった。

 1着トロワゼトワルにしても前走値は4位なので△は打てている。しかし問題は3着ジャンダルム。今回この馬は△が打てるか打てないかの線上。まあ3連単を獲り切るのは難しいレースだった。

 とはいえ、今年は例年とは違う先行勢押切のパターン。3〜4コーナーで先行している3頭での決着だ。来年もこういうコース状態ならば同じことが起きるかもしれない。覚えておこう。

相性抜群? セントウルSも課題はあった?


 一方の阪神『セントウルS』

 こちらは馬単◎△だけだったが、昨年の◎○▲的中に続き4年連続で的中ができた。

 このレース【教訓】も「平均値トップか前走値トップが軸候補」というもの。

 平均値トップのタワーオブロンドンに◎、前走値トップのミスターメロディに○を打った。タワーオブロンドンを上にしたのは斤量分。あとの印は「前走値順」というのを重視したが、ギリギリの線上にいた2着△ファンタジスト。3着△イベリスともに△までになってしまったのは仕方なかったかもしれない。3歳馬がダメだった『京成杯オータムH』と馬券になった『セントウルS』。これがなぜこうなったかは来年の課題としてもう少し分析しないといけない。

 来週は2場開催でも3日連続の競馬開催となる。

 予想でもスタミナ負けしないよう準備しておきたい。

【今週の教訓】
●京成杯オータムH「平均値トップ」「前走値トップ」馬も機能しないこともある?
●京成杯オータムH「関屋記念指数トップ馬」は今年も機能! あとは展開にも注意!
●セントウルSは来年も「平均値トップ」か「前走値トップ」が軸候補筆頭!

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

No.1予想家の大石川大二郎が、前週の荒れたレースを「どうすれば取れたか」という視点で徹底分析。さっそく今週のレースから使える教訓を伝授、「未来の馬券力」を上げちゃうコラムです!!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング