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【天皇賞・秋】好メンバーが集ったからこそ、いいレースが見たい!

  • 2019年10月26日(土) 12時00分

競馬は単純ではないけど、今回はヒネらなくても...?


 今週は天皇賞・秋。今回は、いわゆる“好メンバーが集うレース”になりました。

 出走馬16頭中10頭がG1優勝経験馬(海外G1を含む)。その中に、多くの競馬関係者が「日本で一番強い」と口をそろえるアーモンドアイが含まれているわけですからね。

 こういうレースは、データをほじくり返して穴馬券を当てたいという気持ちより、実績のある馬同士で決着してほしいという思いのほうが強くなってしまいます。だって、歴史的な名勝負を見たいじゃないですか。

 アーモンドアイは去年のオークス馬。1984年に天皇賞・秋が2000メートルのレースになってから、これを制したオークス馬は2頭しかいません。1997年のエアグルーヴと2010年のブエナビスタです。

 エアグルーヴが勝った時の2着馬バブルガムフェローは前年秋の天皇賞を制覇。3着のジェニュインは95年の皐月賞優勝馬でした。

 ブエナビスタが勝った時に2着に来たのは、その年の青葉賞で優勝していたペルーサ、3着は、宝塚記念3着→札幌記念1着というローテーションで臨んできたアーネストリーです。

 その2回の共通点を見いだすのは難しいですが、人気で言うと1997年は2、1、3番人気、2010年は1、4、2番人気の順で決着。歴史的名牝が天皇賞・秋を制した時は、どちらも堅く収まっていました。

 今回、1997年の再現になるとすれば、アーモンドアイが勝って、2、3着には2000メートルG1の優勝馬が来ると考えられます。だったら、今年の皐月賞馬サートゥルナーリア、去年と今年の大阪杯優勝馬スワーヴリチャードとアルアイン、香港QEII世Sを勝ったウインブライトが相手でしょう。

 一方、2010年の再現を想定すると、アーモンドアイの相手は3歳馬か宝塚記念の上位馬。この場合でもサートゥルナーリアとスワーヴリチャード、アルアインが浮上してきます。

 先週の当コラムの見出しにもあったように、「競馬ってそんなに単純じゃない」はずですが、今回は無理やりヒネらなくていいかもしれません。

 とはいえ、ダービー馬のワグネリアンや、安田記念でアーモンドアイに先着したアエロリットをはじめ、ダノンプレミアム、ユーキャンスマイルなどがいますから、目移りもしますけどね。

 中でもワグネリアンに乗る福永騎手は、13年のこのレースでジャスタウェイに騎乗し、1番人気のジェンティルドンナ(前年の牝馬3冠+ジャパンC勝ち馬)を負かして優勝しています。また、最近の天皇賞・秋を制したダービー馬と言えば、去年のレイデオロや12年のエイシンフラッシュがいます。このうちエイシンフラッシュは5番人気でしたが、1番人気のフェノーメノを退けました。アーモンドアイに勝つとすればワグネリアンですか?

 いずれにしても、とにかくいいレースが見たい。その期待がますます高まっています!

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テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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