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【阪神大賞典】ステイやハーツの人気馬が強いがキンカメは不振 父中長×母父マイラーの配合がベター

  • 2020年03月15日(日) 18時00分
ここ5年の阪神大賞典勝ち馬は次走春天でも[2-0-2-0]と好走。ステイゴールド産駒[2-0-0-3]、ハーツクライ産駒[1-3-0-6]、ディープインパクト産駒[1-1-1-1]。1人気は[4-0-1-0]。長距離得意な種牡馬を父とする人気馬が順当に勝つレースだ。いっぽう[0-0-0-6]と不振が目立つのがキングカメハメハ産駒。阪神内回りだけに機動力も要求され、母父にはオーペン、マキャベリアン、フレンチデピュティ、シングスピール、インティカブなどマイラーの血が入るケースが目につく。(解説:望田潤)

キセキ
 母母ロンドンブリッジは桜花賞2着で、ダイワエルシエーロやグレーターロンドンを産み繁殖としても優秀。本馬は体型や走りは父ルーラーシップ似だが、強靭な後駆は母方のダンジグ譲りだ。川田騎手とのコンビ復活で先行脚質に転じ、父譲りの持続力あるストライドを更に活かせるようになった。実績どおり大箱向きだが、阪神内回りも宝塚記念と大阪杯で2着がある。平均ペースの先行が持ち味だから3000mでどう運ぶか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

トーセンカンビーナ
 ファルコニアの全兄で、母カンビーナはアメリカンオークス(米G1・芝10F)勝ち。母父ホークウィングは

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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