前回4月26日のWIN5は、1レース目の桃山S(京都10R)で2頭が1着同着となったため、的中組番も2通りに。"高目"の配当は1561万8470円、"安目"の配当は1457万7240円でした。

　ちなみに"高目"の的中票数は14票、"安目"の的中票数は15票。仮に桃山Sが同着でなかったとしたら、"高目"の方は3123万6950円、"安目"の方は2915万4480円の配当となっていた計算です。

　計29票を何名が持っていたかはわからないものの、さすがに両方とも持っていた方は少ないはず。おそらく大半の持ち主が同着の影響を受けたのではないかと思います。通常の式別でも、同着により「払戻金が半減してしまって悲しい……」「半分くらいだけど払戻金を貰えて良かった!」と思うことはたまにありますが、これだけ金額のギャップが大きいと、気持ちに折り合いをつけるのはなかなか難しいかもしれませんね。

　明日5月3日のWIN5は総出走頭数が75頭、総組み合わせ数が70万9632通り(土曜12時現在)。ハンデキャップ競走こそないものの、混戦模様のレースが多く、買い目の組み立てに苦慮しているプレイヤーが多いんじゃないでしょうか。

◆スイートピーSは芝中距離向きの馬を重視したい

　1レース目は4歳以上3勝クラスの晩春S(東京10R)。4歳のスイープセレリタスらが注目を集めそうです。

　2レース目は3歳オープンの端午S(京都10R)。テイエムサウスダンをはじめとする実績上位の各馬が上位人気グループを形成すると思います。

　3レース目は4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンC(福島11R)。4歳のスギノヴォルケーノあたりに支持が集まるでしょう。

　4レース目は3歳オープンのスイートピーS(東京11R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

　5レース目は4歳以上GIの天皇賞(春)(京都11R)。土曜12時の時点ではフィエールマンが人気の中心となっており、ユーキャンスマイルが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2020年05月03日版]

1位 東京10R 7.スイープセレリタス
2位 京都11R 1.モズベッロ
3位 京都10R 11.アウトウッズ
4位 福島11R 7.ジュランビル
5位 東京11R 4.クリスティ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 東京11R 9.チェスナットドレス
7位 東京11R 6.バルトリ
8位 福島11R 8.ジョーマンデリン
9位 京都10R 1.オーロラテソーロ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 京都11R 14.フィエールマン
11位 東京10R 1.ウィンドライジズ
12位 東京11R 7.デゼル
13位 福島11R 13.スギノヴォルケーノ
14位 京都10R 2.テイエムサウスダン
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 京都11R 5.ミッキースワロー
16位 東京10R 2.ダノンジャスティス
17位 東京11R 1.ロッタチャンセズ
18位 東京11R 16.アクロアイト
19位 福島11R 15.メイショウカリン
20位 福島11R 9.ホウオウカトリーヌ
21位 福島11R 12.アスタールビー
22位 京都10R 4.サダムスキャット
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 京都10R 6.サトノラファール
24位 京都11R 7.ユーキャンスマイル
25位 京都11R 3.トーセンカンビーナ
26位 東京10R 5.レジーナドーロ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　5レース目の天皇賞(春)(京都11R)は実績馬が強いレース。「"前年以降、かつJRA、かつ2400〜3200m、かつGI・GIIのレース"において優勝経験のない馬」は2015年以降[0-1-2-55]なので、評価を下げるべきだと思います。また「父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬だった馬」は2015年以降[0-0-0-26]。サンデーサイレンス系種牡馬の産駒を重視すべきでしょう。さらに「前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以下、かつ馬番が9〜18番だった馬」は2015年以降[0-1-0-34]。基本的には内枠有利です。昨年の優勝馬フィエールマンが大外枠に入ってしまった分、最内枠のモズベッロあたりを押さえておくべきかもしれません。

　4レース目のスイートピーS(東京11R)はコース適性に注目したい一戦。「"中央場所、かつ芝1800m以上のレース"において4着以内となった経験がない馬」は2009年以降[2-4-1-83]と安定感を欠いていました。今年は実績上位のクリスティ、コース替わりがプラスに働きそうなチェスナットドレス・バルトリあたりを押さえておくべきだと思います。