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【レパードS予想】 馬格がなくても勝てるダート重賞 シアトルスルーの血が毎年馬券に絡む

  • 2020年08月02日(日) 18時00分
新潟ダ1800で行われる唯一の重賞で、ローズプリンスダム、デルマルーヴル、ヒラボクラターシュ、ダノンリバティ、レガーロと、シアトルスルーの血を引く馬が毎年馬券に絡んでいる。過去5年の勝ち馬の平均馬体重は471キロで、同じ3歳限定のユニコーンS(497キロ)やダ1800の他の重賞(507キロ)と比較しても軽く、あまり馬格のない馬でも勝ちやすいダート重賞だ。取り上げた5頭ではタイガーインディ、デュードヴァン、ライトウォーリアがシアトルスルーの血を引き、前走馬体重はタイガーインディ448キロ、デュードヴァン470キロ、ミヤジコクオウ506キロ、ライトウォーリア484キロ、ラインベック476キロ。(解説:望田潤)


タイガーインディ
 ペイシャネガノの半弟で、ダッシャーゴーゴーやダッシャーワンの甥で、チェスナットコートやクリーンファンキーのイトコ。シニスターミニスター産駒は牡はキングズガードなどマイル〜中距離、牝はヤマニンアンプリメなど短距離での活躍が目立つが、本馬は牝系の短距離資質も強い。インカンテーションを更にスピード型にマイルに寄せたようなイメージだ。馬場は軽いほうがスピードが活きる。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎

デュードヴァン
 母ジェラスキャットはフロリダオークス(米G3・芝8.5F)勝ちタピキャットの全妹にあたる。父デクラレーションオブウォーは英インタナショナルS(英G1・芝約10F)とクイーンアンS(英G1・芝8F)の勝ち馬。ルビアノ≒タップユアヒールの3/4同血クロス4×3が光る配合で性能も高いが、ストームキャットやダンジグやラーイの影響が強いマイラー体型だから、1F延長はプラスではないだろう。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○

ミヤジコクオウ
 南部杯とかしわ記念を各3勝するなどダート大レースを勝ちまくったエスポワールシチーの3/4弟。母エミネントシチーの仔は他にも

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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