先日50歳を迎えた内田博幸騎手(撮影:藤井真俊)
この夏の福島でGIIIラジオNIKKEI賞、GIII七夕賞と2週連続で重賞を制するなど、絶好調の内田博幸騎手(美浦・フリー)。先月26日の誕生日で50歳をむかえたが、その手腕は一向に衰えることがない。関東を代表する大ベテランに、若さの秘訣や、あまり知られていないプライベート、そして今後の騎手生活のことなど話を聞いた。
(取材・文=東京スポーツ・藤井真俊)
※このインタビューは最小限の人数で短時間で行いました。
ラーメンだってハンバーガーだって、何でも食べます!
――6月のGIIIエプソムCに始まって、先月は福島で重賞を2連勝。絶好調ですね。
内田博 ありがとうございます。でもいい馬に乗せてもらって、そしてレースでも上手くいっての結果ですからね。皆さんのおかげですよ。
ダイワキャグニーを勝利へ導いた内田博幸騎手(提供:デイリースポーツ)
――先月末には50歳の誕生日をむかえられましたが、いつも元気で若々しいです。何か秘訣はあるんですか?
内田博 何にもないですよ(笑)。JRAに移籍してからはずっと同じ生活スタイルですから。週中はトレセンで調教に乗って、週末は競馬場でレースに乗る。ただそれを繰り返しているだけです。
――え? でもトレーニングとかはしてるんですよね? 最近は色んなジョッキーが取り組んでいますし。
内田博 あ〜。確かにジムに行ったりはしますね、軽く体を動かすために。
――トレーナーの指導を仰いだりして?
内田博 いえいえ。そこまではしないですよ。本当に軽く体を動かす程度。やりすぎて週末に疲れが残ってもいけないし、ほどほどにです。
――意外です…。引き締まった体をしていますし、相当に鍛えられているのかと…。
内田博 してませんね(笑)。
――では食事はどうですか? 多くのジョッキーが食事には気を遣っていると聞きますが。
内田博 それもほとんど気にしないですね。最近になって栄養を補うためにプロテインを摂取したりするようになったけど、それくらいかな。
――食事制限などは?
内田博 何でも食べますよ。ラーメンだってハンバーガーだって。この前の誕生日には子どもたちとホールケーキを食べたんですが、美味しくて4分の1くらい食べちゃったし(笑)。
――減量とかは大変じゃないんですか?
内田博 全然。ただ普段あまりお酒を飲まないのがいいのかも。付き合い程度にしか飲まないんで。
――なんだか“天然”って感じですごいですね。内田さんらしいと言えば内田さんらしいですが…。