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【キーンランドC予想】サマースプリントシリーズ第5戦!果たして勝つのは?

  • 2020年08月28日(金) 18時00分

調子が上向いている馬が多数


 前走重賞好走組が堅調な一方で、たまに人気薄馬が突然激走することもあるキーンランドカップ。全体としては堅めのレースなのだが、ヒモ荒れくらいは狙う余地がある。

 人気はダイアトニックで、しかも抜けた人気になりそうだ。斤量差はあるが、58キロという絶対値はこなしているし、大きなリスクではなさそう。ここ3走のように好位で進めることができれば大崩れはなさそうだ。ただ過去の58キロ組を見ると勝ち切れておらず、1着固定というよりはなにかと組ませて2頭軸マルチを組むなどしたい。

 ライトオンキューは昨年が54キロでUHB賞2着のあと、ここで4着。今年は57キロでUHB賞を勝っての参戦。その間に京阪杯も勝っているし、昨年より充実している分を上積みすれば馬券圏内という勘定になる。

 フィアーノロマーノは1400〜1600mがベストなのかもしれないが、前走で1200mにもある程度対応できるところを見せた。一度経験したぶん流れに乗っていければ馬券圏内も望めそう。年齢は表記としては6歳だがオーストラリア産のぶんまだピークを過ぎてはいない。

 イベリスは一時期の低迷を脱した印象。勢いのある横山武史騎手ということもあってある程度人気になりそうだが、古馬重賞ではまだ連対がなく、自身のパフォーマンスをもう一段上げる必要がある。

 ヤマカツマーメイドは3歳牝馬の51キロで人気になりそうだが、このレースは古牝馬がよく走っている印象。馬自身も1200mがはじめてだし、どこまで対応できるか。ここで好走できるようだと今後の番組選択に幅が出る。
 
 ダイメイフジは前走人気薄で好走。今回も逃げたほうがチャンスはありそう。絶対にハナという馬が他にいないので、強気にいきたいところだ。

 エイティーンガールは対照的に差しに構えて好機を待つタイプ。前走のように半端な位置になるよりも、腹をくくって差しに構え、展開が向くことを祈るほうがよいと思う。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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