ここ5年でディープインパクト産駒は[4-3-1-14]。全馬の単複ベタ買いでもプラスで、ディープ産駒が強い重賞のひとつだ。勝った4頭のうち、カンタービレとシンハライトとタッチングスピーチの母父がサドラーズウェルズ系なのは頭に置いておきたい。いっぽうで4角先頭の馬は[1-3-0-1]。外回り1800で豪快な追い込みが決まるイメージだが、先行馬が必ず残るレースでもある。取り上げた5頭では、リリーピュアハートがカンタービレと同じディープインパクト×ガリレオの配合。ただし今年は阪神芝1800ではなく中京芝2000での開催なので、この傾向が当てはまるかどうかだ。(解説:望田潤)
セウラサーリサダムパテックやジュールポレールの3/4妹で、母母ダイアモンドシティはアーリントンメイトロンH(米G3・ダ9F)3着。ダイアモンドシティはフォーティナイナーと似た血脈構成で、オルフェーヴルとフォーティナイナーといえばラッキーライラックやエポカドーロが出た黄金配合だ。兄姉とわりと似たタイプで脚長で大箱向きで、母方の北米パワーも受け継ぎタフな馬場に向く。一雨あれば面白い。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ソフトフルートミッドサマーフェアの半妹で、アイスストームやスプリングシーズンのイトコ。母母ストームソングはBCジュヴェナイルフィリーズなどに勝った北米2歳女王。ディープインパクト×キングマンボ×サマースコール(ストームキャットと血脈構成が似る)だからリアルスティールと似た配合で、斬れとパワー兼備の1800型とみたい。良馬場ならソコソコ斬れるので、ここでどれだけやれるか。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
デゼル母アヴニールセルタンは仏オークスと仏1000ギニーの勝ち馬で、