前回9月6日のWIN5は48万2400円の配当で決着。優勝馬5頭のうち、単勝1番人気の支持を集めていたのは丹頂S(札幌11R)のボスジラだけでしたが、残る4頭も単勝オッズ10倍未満の上位人気馬でした。

　ちなみに、発売金額は7億7116万3600円。8億円を下回ったのは今年7月19日以来です。ただし、前回の数字も、今年7月中旬以前や昨年の売り上げと比べれば決して悪くない水準。以前にも指摘した通り、無観客競馬の実施や7月26日のキャリーオーバー回がきっかけとなって、最近は発売金額が上向いています。秋季競馬に突入する今週以降は、さらに増えるかもしれません。

　明日9月13日のWIN5は総出走頭数が75頭、総組み合わせ数が66万960通り(土曜12時現在)。多頭数のレースはもちろんですが、極端な少頭数となった1レース目の白井特別(中山9R)をどう捌くかも重要なポイントと言えるでしょう。


【2020年09月13日発売分の1点予想】

中山9R 9.デジマノハナ
中京10R 3.ダンスディライト
中山10R 1.ハルサカエ
中京11R 16.ダノンスマッシュ
中山11R 10.トロワゼトワル

【1レース目 白井特別(中山9R)】

　大型馬が信頼できない一戦。「前走の馬体重が490kg以上だった馬」は2015年以降[1-0-0-22]と安定感を欠いていました。アランブレラ・ウレキサイトらは評価を下げたいところです。

　ハローユニコーン・デクレアラーあたりも侮れませんが、やはり中心視したいのはエリスライト・デジマノハナの2頭。いずれもキャリアが浅い馬ですし、特に不安要素が見当たりません。

【2レース目 ムーンライトH(中京10R)】

　今年の2回中京芝(9月12日終了時点)は、現在のところ内枠有利。「馬番が8-18番の馬」は[2-0-1-25]と苦戦しています。3歳、かつ実績上位のアドマイヤビルゴはともかく、タイセイモナーク・ショウリュウイクゾらは過信禁物と見るべきでしょう。

　枠順に恵まれた馬の中ではティグラーシャ・ダンスディライト・シャフトオブライトあたりが面白そう。前走で展開に恵まれなかったダンスディライトは特に楽しみです。

【3レース目 初風S(中山10R)】

　ほぼ同じ条件で施行された2015-2018年のながつきSと2019年の外房Sは、馬格のある馬が優勢。「前走の馬体重が480kg未満だった馬」は[1-0-1-28]でした。ノンライセンス・スナークスターらは強調できません。

　有力候補はハルサカエ・キタノオドリコ・シスル・アイアムハヤスギルあたり。コース替わりがプラスに働きそうなハルサカエは、配当的な妙味も期待できるんじゃないでしょうか。

【4レース目 セントウルS(中京11R)】

　基本的に実績馬が強いレース。「“同年、かつJRA、かつ重賞のレース”において3着以内となった経験のある馬」は2013年以降[6-6-5-19]と安定しています。

　なお「前走の条件が“GI・GIIのレース”以外、かつ前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.5秒以上だった馬」は2013年以降[0-1-2-44]、「馬齢が6歳以上の馬」は2013年以降[0-1-5-45]と、それぞれ勝ち切れていません。

　ミスターメロディ・シヴァージ・クリノガウディー・ラブカンプーらが何かしらの不安を抱えている分、今年はビアンフェやダノンスマッシュを高く評価したいところ。実績上位のダノンスマッシュは特に信頼できそうです。

【5レース目 京成杯AH(中山11R)】

　近年は大敗直後の馬が不振。「前走の着順が5着以下だった馬」は2017年以降[0-1-1-28]と苦戦していました。

　また「馬齢が3歳の馬」は2017年以降[0-0-0-5]、「馬齢が6歳以上の馬」は2017年以降[0-1-0-21]、「調教師の所属が美浦の馬」は2017年以降[2-0-0-23]。ルフトシュトローム・スマイルカナなど、こちらの条件に引っ掛かっている馬も評価を下げるべきでしょう。

　狙ってみたいのはアンドラステ・トロワゼトワル・ラセット・ミッキーブリランテあたり。絞り込むとしても、昨年の優勝馬トロワゼトワルはしっかり押さえておくべきだと思います。