ファンタジーSは暮れの阪神JFとの関連性は薄かったが、ここ2年はレシステンシアとダノンファンタジーが両レースを連勝。ダノンファンタジーはリファール4×5をもつが、近3年の馬券に絡んだ9頭のうち、6頭がリファールの血を引いている。
またリファールの血を引いていない3頭、レシステンシアとコーディエライトとアマルフィコーストはいずれもダイワメジャー産駒だ。取り上げた5頭では、メイケイエールとミニーアイルの両ミッキーアイル産駒がリファールの血を引いており、サルビアはダイワメジャー産駒でかつ母系にリファールの血を引く。(解説:望田潤)
オパールムーン サイモンラムセスやクリノコマチの妹で、近親にシスティーナ、プライドキム、タフグレイスなどがいる牝系。母コパノマルコリーニはロベルト3×3をもつが、ヴィクトワールピサの牝駒はジュエラーやスカーレットカラーなど字面以上に斬れタイプに出る。本馬も新馬勝ちでみせた斬れ味は見どころがあったが、母父がマヤノトップガンだし、直線は外に出したほうが斬れるタイプかも。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
サルビア アンブロークンやネームユアポイズンの3/4妹で、近親に独G1勝ちラッキーライオンがいる。母リップスポイズンは独1000ギニー(独G2・芝1600m)勝ち馬でサドラーズウェルズ≒ヌレイエフ3×4とファーノース≒ニジンスキー4×4をもつ強力な父母相似配合。この母方のナスペリオン的斬れを受け継ぎ、