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【ステイヤーズS予想】テースト、トニービン、ロベルト この3血脈を重視したい中山長距離重賞

  • 2020年11月29日(日) 18時00分
中山芝3600のマラソンレースで、15〜17年はアルバートが3連覇、13〜14年はデスペラードが連覇。モンドインテロは19年1着18年3着16年3着。上位入線馬の血統をチェックすると、ノーザンテースト、トニービン、ロベルトの血を引く馬が目につく。アルバートとフェイムゲームとエイシンクリックとカムフィーはノーザンテーストとトニービン、デスペラードはブライアンズタイムとトニービン、モンドインテロも母父ブライアンズタイムだ。(解説:望田潤)

オセアグレイト
エルノヴァの甥でディーマジェスティやタワーオブロンドンのイトコで、名馬ジェネラスなども出る名牝系。母父バーリはセントジェイムズパレスS(英G1・芝8F)などに勝ったマイラー。オルフェ産駒で母系にサドラーズウェルズが入るのはラッキーライラックなどと同じ。バーリのナスキロ柔さも受け継ぎ、脚長で伸びやかなストライドで走るから、本質的には大箱向きの中距離馬だろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース○

タガノディアマンテ
トゥザヴィクトリーなどと同牝系で、母タガノレヴェントンはタガノトネールやタガノエスプレッソなどを産んでいる名繁殖。オルフェ×キンカメはホウオウピースフルなどと同じ。オルフェにヌレイエフ4×3を重ね、ナスペリオン的な大箱向き重厚ストライドはフラガラッハのようなイメージだ。成長力には太鼓判を押せる血統だから古馬になっての本格化が楽しみだが、中山内回り向きではなさそうなのが...。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

ヒュミドール
ガロシェの甥で、母母キストゥヘヴンは桜花賞馬。牝祖スイーブからはロンググレイスなど活躍馬が多数出た。母父チチカステナンゴはリュパン賞(仏G1・芝2100m)勝ち馬でピークトラムやキングズオブザサンなどの父。

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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