前回12月6日のWIN5は2851万8880円の高額配当決着。5レース目のりんくうS(阪神11R)こそ単勝オッズ2.1倍(1番人気)のジェネティクスが優勝を果たしたものの、1〜4レース目を制したのはいずれも単勝4番人気以下の伏兵でした。
なお、4レース目のチャンピオンズC(中京11R)で単勝オッズ1.4倍(1番人気)のクリソベリルが4着に敗れた結果、JRAのGI競走における単勝1番人気馬の連勝は7でストップ。以前の“流れ”はWIN5の配当にも少なからず影響していたはずで、今後はプレイヤーの投票傾向に多少の変化が出てくるかもしれません。
もっとも“WIN5の5レース目”は現在のところ単勝1番人気馬が11連勝中。スプリンターズSをグランアレグリアが勝った10月4日以降に限ると、条件クラスのレースだった回を含め順当な決着が続いています。
「4レース目まで突破した後に人気薄の単勝で保険を掛ける」といった小技が使える分、“WIN5の5レース目”は人気サイドの馬をコンパクトに押さえるのがセオリー。このまま続いてくれれば買い目を組み立てやすいのですが、今週以降はどうなるでしょうか。
明日12月13日のWIN5は総出走頭数が74頭、総組み合わせ数が58万9824通り(土曜12時現在)。5レース目の阪神JF(阪神11R)はもちろん、8頭立ての少頭数となった1レース目のつわぶき賞(中京10R)をどう攻略するかも重要なポイントと言えそうです。
【2020年12月13日発売分の1点予想】
中京10R 6.ムーンビード
阪神10R 7.スマートランウェイ
中山11R 13.ジャスティン
中京11R 3.アーデンフォレスト
阪神11R 6.ソダシ
【1レース目 つわぶき賞(中京10R)】
臨戦過程に注目したい一戦。「前走の距離が1400m未満だった馬」は2016年以降[0-0-0-11]でした。アールラプチャー・ネクストストーリーらは強調できません。
なお「父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬」は2016年以降[3-4-4-23]、「“JRA、かつ新馬のレース”において優勝経験がある馬」は2016年以降[4-3-3-22]と、それぞれまずまず堅実。どちらにも該当していないグランデフィオーレ・ルースあたりより、新馬を勝ったムーンビード、カレンブラックヒルを父に持つカイトゲニーの方が面白そうです。
【2レース目 堺S(阪神10R)】
馬格のない馬は過信禁物。「前走の馬体重が480kg未満だった馬」は2014年以降[0-0-0-14]なので、サクラルーフェン・カフジキングらは扱いに注意すべきでしょう。
また「前走の距離が2000m以上だった馬」も2014年以降[0-0-0-13]と期待を裏切り続けていました。
大きな不安要素が見当たらないのはキッズアガチャー・サンライズセナ・スマートランウェイ・グアンあたり。休養明け2戦目、かつ展開に恵まれそうなスマートランウェイはしっかり押さえておくべきだと思います。
【3レース目 カペラS(中山11R)】
近年は前走から中5週以内の馬が優勢。「前走との間隔が中6週以上だった馬」は2013年以降[0-2-1-36]と勝ち切れていません。ダンシングプリンス・レッドルゼルらを信頼し過ぎないよう心掛けたいところです。
さらに「“同年、かつJRA、かつGIのレース”において5着以内となった経験がない、かつ馬齢が7歳以上の馬」は2013年以降[0-0-1-26]、「父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬、かつ前走の着順が8着以下・競走中止だった馬」は2013年以降[0-1-0-28]と、それぞれ苦戦していました。
これらの傾向から強調できる実績馬はサブノジュニア・テーオージーニアス・ジャスティン・デュープロセスあたり。巻き返しを期待できそうなジャスティンは特に高く評価すべきでしょう。
【4レース目 飛騨S(中京11R)】
今年の3回中京芝1400m以下、かつ3歳以上のレース(12月12日終了時点)は、内寄りの枠に入った馬が優勢。「馬番が9〜18番の馬」は[1-1-1-37]と安定感を欠いています。エレヴァート・ヴェスターヴァルトらは割り引いた方が良いかもしれません。
チャンスがありそうなのはトーセンリスト・メモリーコロネット・アーデンフォレスト・アーズローヴァーあたり。休養明け2戦目のアーデンフォレストが最有力です。
【5レース目 阪神JF(阪神11R)】
戦績の安定感がポイント。「“JRAのレース”において4着以下となった経験のある馬」は2008年以降[0-3-1-111]でした。
また「“JRA、かつ1600m以上のレース”において1着となった経験のない馬」は2008年以降[1-2-3-107]。オパールムーン・メイケイエールといった、1マイル以上のレースを勝っていない馬は評価を下げるべきでしょう。
なお「“東京・中山、かつ1勝クラス以上のレース”において3着以内となった経験がない、かつ生産者がノーザンファーム以外の馬」も2008年以降[1-2-2-126]と不振。関東圏のレースを主戦場としてきた馬や、ノーザンファーム生産馬を中心視すべきだと思います。
さらに「前走との間隔が中2週以内だった馬」は2008年以降[1-1-1-54]。ジェラルディーナなど、臨戦過程に余裕がない馬は強調できません。
今年はソダシ・サトノレイナス・インフィナイトあたりを重視した方が良さそう。単勝で保険を掛けることも可能な5レース目ということもあり、優先順位はソダシが最上位です。