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【有馬記念予想】持続戦なら力どおり、上がり特化なら波乱の目 ダンジグとリファールの血が毎年好走

  • 2020年12月20日(日) 18時00分
過去5年の有馬記念において、上がり3Fのうち2Fが11秒台だったのが17年(1人気-8人気-3人気で決着)と15年(8人気-5人気-4人気)。1Fが11秒台だったのが18年(3人気-1人気-9人気)と16年(1人気-2人気-3人気)、3Fとも12秒以上だったのが19年(2人気-3人気-4人気)。上がり特化のケイバになると波乱の目、流れて持続戦になると力どおり、という傾向だ。最近はダンジグとリファールの血を引く馬の好走が目立ち、リスグラシューはリファール4・5×4、ブラストワンピースとサトノダイヤモンドはダンジグとリファールの両方をもっていた。(解説:望田潤)

オーソリティ
エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの甥で、母母シーザリオはオークス馬で名繁殖。オルフェーヴル×シンボリクリスエスはエスポワールと同じで母母にサドラーズウェルズが入るのも同じ。父がオルフェで母がエピファネイアの全妹だから、血統からも実績からも長距離には自信。シーザリオ牝系らしいしなやかな走りが印象的だが、シーザリオ牝系だから極端に揉まれ込むと心配はあり、AR共和国杯のように揉まれず先行できれば。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

オセアグレイト
エルノヴァの甥でディーマジェスティやタワーオブロンドンのイトコで、名馬ジェネラスなども出る名牝系。母父バーリはセントジェイムズパレスS(英G1・芝8F)などに勝ったマイラー。オルフェ産駒で母系にサドラーズウェルズが入るのはラッキーライラックやオーソリティと同じ。バーリのナスキロ柔さも受け継ぎ、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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