2015年以降の阪神Cと阪急杯の勝ち馬11頭のうち、スマートオーディン(父ダノンシャンティ)、ダイアナヘイロー(母母父フジキセキ)、イスラボニータ(父フジキセキ)、シュウジ(父父フジキセキ)、ロサギガンティア(父フジキセキ)と、実に5頭がフジキセキの血を引いている。フィアーノロマーノやダイアナヘイローなどダンジグの血を引く馬の好走が目立つのは阪神内1400らしい。取り上げた5頭ではサウンドキアラがダンジグの血を引く。(解説:望田潤)
インディチャンプアウィルアウェイの3/4兄で、母母トキオリアリティーはリアルインパクトやネオリアリズムなどを産んだ名繁殖。ステイゴールド×キングカメハメハはステイフーリッシュと同じ。母方の影響も強いマイラー体型で、運動神経抜群で現役屈指の俊敏加速を誇る。この父とこの牝系なら今が全盛期と言ってよく、マイルCSも勝ち馬が強すぎたがレース内容は満点だった。定量戦なのはありがたいし、俊敏ピッチだから阪神内1400にも対応できるだろう。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース◎
クラヴィスオレア近親にジョーオリオンなどがいる牝系で、牝祖レディカピュレットは愛1000ギニー馬でエルプラドやエンタイトルドの母。父レッドスパーダはタイキシャトル産駒で京王杯SCなど重賞3勝。母はドローン≒レディカピュレットの3/4同血クロス4×3で、自身はヘイロー4×4とサーアイヴァー≒ターリンガ≒ドローン4・5×5・5・5だから、